リアム・ギャラガーは最新のインタヴューでロンドンで多発している殺傷事件について再び言及している。
ロンドン警視庁は2019年だけでこれまでに99人が亡くなる殺害事件があったことを今月発表している。ロンドンにおける刃物による犯罪件数の増加をめぐってはドナルド・トランプ米大統領もサディク・カーン市長を批判している一方で、サディク・カーンはロンドン警視庁と共に犯罪の撲滅のために可能な限りを尽くしているとして、英・保守党による警察のための予算の削減に頭を悩ませていると述べている。
『フェイダー』誌のインタヴューの中でリアム・ギャラガーは10代の子どもを持つ父親として事態が悪くなる一方の現状について触れている。「それが当たり前の状況になっているんだよ。マジで恐ろしいことだよな」とリアム・ギャラガーは語っている。
「俺たちが育った頃はこんなことあんまりなかったよ。でも、俺たちは刃物を持ち歩いて出かけたりしなかったし、劇薬を顔にかけたりしなかったからな。俺たちの頃は何にもなかったわけで、考えるに最近の若者は俺たちの頃よりいろんなものがずっとあるんだと思うよ。なにも、何もやることがないほうがいいとは思ってないけどさ。でも、原っぱがそこらにあるんだから、サッカーでもやって、マッシュルームでもやってりゃいいんだよ」
今年6月にもリアム・ギャラガーはロンドンでの殺傷事件について触れている。「毎朝、起きる度に16歳の少年がナイフで刺されて亡くなっているんだ」
「俺にも同い年くらいの子供がいるからさ。彼らは外へ出て、若者らしい遊びをしている。恐ろしくなるよ。本当に心配になるよね、10代の子供を持つ身としてはさ」
彼は次のように続けている。「市長と話したいね。いい仕事をしているとは思えないよ。子供たちがナイフで刺されたりしてしまっているわけでね。市長の口から出る言葉といったら、『ロンドンは開かれている』っていうだけだからさ。なんだよ、刃物による犯罪で人が死ぬことにも開かれているのか? っていうね」
リアム・ギャラガーは本日9月20日にソロ・セカンド・アルバムとなる新作『ホワイ・ミー?ホワイ・ノット』をリリースしている。
アルバムのストリーミングはこちらから。
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