ザ・カーズのシンガーにしてギタリストであるリック・オケイセックが亡くなった。享年75歳だった。
NBC 5の報道によれば、現地時間9月15日午後4時頃に緊急通報を受けた警察はニューヨークのイースト19番地にあるタウンハウスで意識不明のリック・オケイセックを発見したという。「ピッチフォーク」によれば、彼はベッドにいて、その場で亡くなったことが宣告されたとされている。リック・オケイセックの身元はその後、警察によって確認されている。
リック・オケイセックは1949年3月23日にメリーランド州バルティモアで生まれ、10代の頃に家族と一緒にオハイオ州クリーヴランドに移住している。ここでベーシストにしてシンガーのベンジャミン・オールと出会い、ミルクウッド、キャップン・スウィングといったいくつかのバンドでコラボレーションを行っている。彼らは1976年にギタリストのエリオット・イーストン、キーボーディストのグレッグ・ホークス、ドラマーのデヴィッド・ロビンソンとザ・カーズを結成している。
ザ・カーズはニュー・ウェイヴ・バンドとして1978年発表の『錯乱のドライブ』、1979年発表の『キャンディ・オーに捧ぐ』、1984年発表の『ハートビート・シティ』といったアルバムで即座に成功を収めている。ザ・カーズは1988年に解散したものの、2010年に再結成し、アルバム『ムーヴ・ライク・ディス』を発表している。昨年、バンドはロックの殿堂入りも果たしている。
リック・オケイセックはスーサイド、バッド・ブレインズといったバンドのプロデュースでも知られており、90年代にはウィーザー、バッド・レリジョン、ノー・ダウト、ガイデッド・バイ・ヴォイシズといったバンドをプロデュースしている。
ソーシャル・メディアでは追悼の声が寄せられており、ジェイソン・イズベルやビリー・アイドルらが追悼の意を表している。
投稿は以下の通り。
Sorry 2 hear about #ricocasek RIP loved his work with the band #Suicide
— Billy Idol (@BillyIdol) September 16, 2019
So good, and sounded unlike anybody else https://t.co/TGxfu2zCfU
— Jason Isbell (@JasonIsbell) September 16, 2019
We’ve lost another one of the greats.
Ric Ocasek….Rest In Peace.
???— Mark Morton (@MarkDuaneMorton) September 16, 2019
Ric Ocasek, one of the most gifted songwriter/ producers of the post-punk era has passed. He was so kind and his music was a gift to us all. Thank you for the hooks and the music, Ric. https://t.co/XFncilymB3
— Brian Ray (@brianrayguitar) September 16, 2019
Love to u and your family Ric Ocasek, you’re a lovely man
— patrick_wilson (@patrick_wilson) September 16, 2019
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