ビリー・アイリッシュは自身の抱えていたメンタル・ヘルスの問題について改めて語り、問題を抱えているファンに向けて「元気じゃなかったとしても、そのうち改善される」から希望を持ってほしいとメッセージを送っている。
今年1月にリリースしたデビュー・アルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』や同作からのシングル“bad guy”が大ヒットを記録している現在17歳のビリー・アイリッシュは、これまでにも過去に抱えていたメンタル・ヘルスの問題について赤裸々に語ってきており、過去にトゥレット症候群を患っていたことも明かしているほか、13歳の時にダンス中に負った怪我が原因で「鬱が始まった」ことも明かしている。
ビリー・アイリッシュは米国版『エル』誌のインタヴューに応じて、「ようやく惨めさを感じなく」なるようになるまでの道のりについて語っている。
「2年前は何もかもがどうでもいいと思っていたわ。すべてのことが無意味だと思っていたの」とビリー・アイリッシュは語っている。「自分の人生だけでなく、世の中のすべてに対してよ。病的に塞ぎ込んでしまっていたの。振り返ってみても、あの時はおかしかったと思うし、もう改善されているけどね」
ビリー・アイリッシュは続けて、自身のイメージのために鬱を抱えていたと「偽っている」と一部の人々から批判が寄せられていることについて次のように反論している。「そういう意見を見ると傷つくわ。不安定な16歳の少女だったのよ。今は人生で一番の幸せを感じられているけど、この年齢まで生きていられるとは思っていなかったわ」
また、現在の精神状態については次のように語っている。「何年かぶりに、幸せを感じられているわ。また幸せになれるなんて思っていなかった。私は今ここにいて、ようやく大丈夫だって思えてる。それは名声を得たからでも、少しばかりのお金を得たからでもない。いろいろな要素が関連しているわ。大人になって、新しい人たちと関わるようになったことだったり、これまでの人たちが離れていったことだったりね」
ビリー・アイリッシュは続けて、現在苦しんでいる人々に向けて次のようにアドバイスを送っている。「今の私に言えるのは、たとえ今は元気じゃなかったとしても、そのうち改善されるということ。希望を持っていてほしい。私は名声を抱えながらこのことに対処してきた。名声は好きよ! 有名になるのは素晴らしいことだけど、1年を通してだと恐ろしいわね。今は自分の好きなことをできていると思っているし、自分を取り戻せたと思っている。いい時の私をね。見られているのも心地がいいわ」
同じインタヴューの中でビリー・アイリッシュは他のユーザーからのコメントで傷つかないように昨年ツイッターをやめたことについても言及して、「人生で最高の決断だった」と語っている。
「ヨーロッパにいた時だったんだけど、その時は人生でも最悪な精神状態だったの」とビリー・アイリッシュは語っている。「その時に思ったの。『そうだ! さようなら!』ってね。止めることができないものはたくさんあるけど、ツイッターを削除することはできたわ」
ビリー・アイリッシュは次のように続けている。「自分のことを十分に愛することができているし、自分の意見を売る必要はないと思ったの。残念ね!」
ビリー・アイリッシュは先日、10代の頃に抱えていたメンタル・ヘルスの問題について次のように明かしている。「ずっと自分の見た目に自信が持てずにいたわ」とビリー・アイリッシュは語っている。「それが私の(容姿に極度にこだわってしまう)醜形恐怖症のピークね。マトモに鏡を見ることすらできなかったわ」
ビリー・アイリッシュは次のように続けている。「時々、自分のショウで腕に傷のある女の子たちを見かけると、すごく胸が痛くなるの。私にとってはだいぶ前の話だから、もう傷跡も残っていないんだけどね。私はそういう女の子たちの何人かに、こう伝えたことがあるの。『自分に優しくするのよ』って。私には分かるから。私にもそういう時期があったの」
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