リアム・ギャラガーは先のノエル・ギャラガーとの口論に彼の娘のアナイス・ギャラガーを巻き込んでしまったことについて「アナイスを巻き込むべきじゃなかった」として謝罪している。
ノエル・ギャラガーは今年7月、リアム・ギャラガーがメッセージ・アプリ「ワッツアップ」で自身の娘のアナイス・ギャラガーに宛てて送ったメッセージのスクリーン・ショットを投稿している。リアム・ギャラガーはその中で、自身のことを「デブのバカ」と揶揄したノエルの妻のサラ・マクドナルドに対して「用心してくように伝えておけ」とアナイス・ギャラガーに伝えている。
ノエル・ギャラガーは当時、キャプションで次のように述べている。「お前は俺の10代の娘を通じて脅迫的で威圧的なメッセージを送ろうとしているのか? お前はずっと女性を威圧するのが得意だったよな」
今回、リアム・ギャラガーは「ミスター・ポーター」のインタヴューに応じて当該の論争について次のように語っている。「あいつは俺がカミさんを脅したって言っていたけどさ。脅してなんかいないわけでね。誰かを脅す時っていうのは、『もしこれをしたら、こうなるぞ』みたいなことを言う必要があるわけでさ」
「アナイスを巻き込むべきじゃなかったかもな。それについては謝るよ。(ノエル・ギャラガーの奥さんから)デブって言われたわけでさ。傷ついたよ。俺にも腹はあるし、注目に値するものかもしれないけど、デブではないわけでね。そうかと思ったら、あいつはスコットランドを批判して自分の首を絞めているわけでさ。スコットランドでいいギグができるといいなって感じだよ」
— Noel Gallagher (@NoelGallagher) July 3, 2019
リアム・ギャラガーの発言はノエル・ギャラガーが以前、スコットランド出身のシンガー・ソングライターであるルイス・キャパルディに対してした発言を受けてのものとなっている。「チューバッカ野郎はせいぜい15分の名声を楽しむといい」とノエル・ギャラガーは以前、ルイス・キャパルディを映画『スターウォーズ』シリーズのキャラクターになぞらえて揶揄している。
「俺がこき下ろして、アホ呼ばわりした日がアイツの人生最高の日になったんだろ。これまでの人生で最高の日だってね。『おおっ!』って思ったってことなんだろうけどさ。あいつがスコットランド出身っていうのは知っているけど、とはいえ発展途上国かよ。でも、勘弁してくれよ。あいつにはもっとマシな日があったはずだよ。間違いなくね」
リアム・ギャラガーはノエル・ギャラガーが先述のスクリーンショットを投稿した後で、彼との口論に二人の母親や姪っ子を巻き込んだことについて「心から謝罪したい」と述べている。「素晴らしい母親であるペギーや、可愛い姪っ子であるアナイスに、今回の幼稚なやり取りに巻き込んでしまったことを心から謝罪したい」とリアム・ギャラガーはツイートしている。「2人とも愛してるよ」
一方、リアム・ギャラガーは現地時間8月28日、オアシスの解散から今年で10年を迎えたことを振り返っている。オアシスは2009年8月28日にパリでロック・アン・セーヌ・フェスティバルのステージに上がる直前に解散している。
リアム・ギャラガーはイギリスのラジオ局「ラジオX」のクリス・モイルズの番組に出演して、オアシスの解散について次のように振り返っている。「当時は万事が順調だったんだ。10年前は何もかもが順調だったんだよ。それなのに……君も知っているだろうけどさ。けど、俺たちはもう一度うまくいき始めている。世の中がうまく回り始めているんだ。こういうものは起こるべくして起こるものなんだよ。俺たちにとっての試練のようなもので、死にかけた経験こそが俺たちを強くするんだ。テイラー・スウィフトもそう言ってるだろ」
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