ザ・1975のフロントマンであるマット・ヒーリーはアルバムや「時代」ごとに変化してきたバンドのヴィジュアル・イメージについて語るインタヴュー映像が公開されている。
ザ・1975は2012年にEP『フェイスダウン』でデビューして以来、長方形のイメージをアートワークのデザインに採用し続けてきたことで知られている。
マット・ヒーリーはBBCラジオ1によるインタヴューに応じて、長方形のイメージについてアーティストのサミュエル・バージェス・ジョンソンと共に思いついたアイディアであると明かしている。「シャネルからヒントを得たんじゃなかったかな」とマット・ヒーリーは語っている。「バンドというよりも、ブランドに見えるようなものが欲しかったんだ」
マット・ヒーリーはバンドに貼られたレッテルについて話し合う場面からスタートする“Girls”のミュージック・ビデオにも言及して、次のように語っている。「あれはちょっとしたジョークで、当時人々が自分たちに求めていたことをからかってみたんだ」とマット・ヒーリーは語っている。「性的なバンドだっていう評判をおちょくってみたんだよ。そういうアイディアで遊んでみたんだ。少し馬鹿げているし、おかしなものになっているけど、当時俺たちが入れられていた分野を支えていたようなポップ・バンドたちはそういうものを作っていたわけでさ」
マット・ヒーリーは続けて、セカンド・アルバム『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。』で前作の白黒のイメージからピンクのイメージに変更したことについて、ファンが自分たちに影響を与えたと語っているほか、メディアから寄せられた批判の言葉を載せた“The Sound”のミュージック・ビデオについても言及している。
それぞれのミュージック・ビデオはこちらから。
ザ・1975は先週末にレディング&リーズ・フェスティバルで初となるヘッドライナーを務めている。ザ・1975は現地時間8月23日にレディング・フェスティバルに出演して、来たる新作『ノーツ・オン・ア・コンディショナル・フォーム』のファースト・シングルとなる“People”からステージを始めているほか、同作より未公開楽曲も披露されている。
先日、マット・ヒーリーは『NME』とのインタヴューに応じて、自身のイデオロギーに反するような地域で公演を行うことに躊躇いを感じないのかという質問に次のように答えている。「感じないよ。そういう抑圧的な思想の犠牲になっている人たちがいるわけでさ。それに、俺は外交官でも政治家でもないからね」
「パレスチナとイスラエルの問題もそうだよね。俺はそのどちらの場所でも演奏するよ。どちらかの側に立つということではなく、そこには政府と異なる考えを持っている若者たちがいるわけでさ。政治的なイデオロギーが原因で荒廃していたり、分断されてしまった国において人々を結びつけることができるのは、カルチャーや芸術だけだと俺は信じているんだ」
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