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ビヨンセはワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館に自身の写真の一枚が永久保存されることが明らかになっている。

フォトグラファーのタイラー・ミッチェルは現地時間8月7日、自身が米『ヴォーグ』誌の2018年9月号のために撮影したビヨンセの写真がスミソニアン博物館に寄贈されたことを報告している。タイラー・ミッチェルによる写真はスミソニアン国立肖像画美術館に保管され、バラク・オバマ前米大統領や公民権運動活動家のローザ・パークスらの肖像画と共に展示される。

「1年前の今日、僕らは新たな門戸を開いたんだ。その後の1年は、すべての門戸が開かれていることを確かめながら突き進んでいくことが大切だった。今回、この写真がスミソニアン国立肖像画美術館で永久保存されることになったと報告できることを嬉しく思うよ」とタイラー・ミッチェルはキャプションに綴っている。

現在24歳のタイラー・ミッチェルは昨年、史上最年少かつアフリカ系アメリカ人のフォトグラファーとして初めて米『ヴォーグ』誌の表紙の写真を撮影したことで話題になっている。写真はヴァレンティノの金のスパンコール・ドレスやフィリップ・トレーシーによるヘッドピースを身に付けたビヨンセを撮影したもので、本誌には8ページにおよぶ特集記事も掲載されている。ビヨンセは米『ヴォーグ』誌とのインタヴューの中で、フォトグラファーとしてタイラー・ミッチェルを自ら指名したことを明かしている。

「21年前にキャリアを始めた時、私が雑誌の表紙を飾るのは難しいだろうと言われていたわ。黒人の表紙は売れないからって。紛れもなく、それが神話に過ぎなかったことは証明されたわけだけどね」とビヨンセは米『ヴォーグ』誌に語っている。「『ヴォーグ』にとって最も重要な(9月という)月にアフリカ系アメリカ人が表紙を飾るのもそうだし、アフリカ系アフリカ人のフォトグラファーが『ヴォーグ』の表紙を撮影するのも今回が初めてなの」

ビヨンセは次のように続けている。「私にとっては、若いアーティストたちが門戸を開くための支援をするということが重要なの」

スミソニアン国立肖像画美術館で写真部門の学芸員補助を務めるレスリー・ウレーニャはCNNに対し、ビヨンセの写真を展示することができるのは美術館にとって「喜ばしいこと」だと語っている。

ビヨンセは多忙な1年を過ごしており、明日8月9日に日本でも公開される映画『ライオン・キング』に出演しているほか、同作のインスパイアード・アルバム『ライオン・キング:ザ・ギフト』ではプロデュースも手がけている。ビヨンセはまた、歴史的となったコーチェラ・フェスティバルのパフォーマンスを収めた映像作品『HOMECOMING:ビヨンセ・ ライブ作品』もネットフリックスで配信されている。

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