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オアシスの元マネージャーであるマーカス・ラッセルはメンバーとの出会いを振り返り、彼らと契約するに至った経緯について明かしている。

ラグビー・チームの経営経験も持つマーカス・ラッセルは「ウェールズ・ラグビー・オンライン」のインタヴューに応じて、1993年にデビュー前のオアシスと契約を結んだ時のことについて振り返っている。

元ザ・スミスのジョニー・マーとニュー・オーダーのバーナード・サムナーによるプロジェクト、エレクトロニックのマネージメントからマネージャー業をスタートさせたマーカス・ラッセルは、1993年にジョニー・マーの弟からオアシスの話を聞いたのが彼らを知ったきっかけだったことを明かしている。

「ジョニーの弟のイアン・マーがオアシスの話ばかりしていてね」とマーカス・ラッセルは語っている。「マンチェスターにいる他の人たちにオアシスのことを訊いてみても、全員が『いいや、彼らは成功しないだろうね』っていう感じだったんだけどさ。ファクトリー・レコードのトニー・ウィルソンは1年前に(契約を)見送ったと言っていたほどでね」

「マンチェスターでの当時の彼らの評判は、『ストーン・ローゼズの二番煎じ』と言われることばかりで、誰も彼らに興味を持っていなかったんだ」

「それから、ある晩に彼らがマンチェスター大学にあるホップ・アンド・グレープというパブでライヴをやるということになって、ジョニー(・マー)から『彼らを観に行こうぜ』って誘われたんだ。1993年の6月のことだよ」とマーカス・ラッセルは続けて語っている。

「その時に初めて彼らを観たんだ。僕は彼らの出自が気に入ってね。スレイドやピストルズ、ザ・キンクス、そのすべての要素を感じることができたんだよ。その時はまだ、『これは途轍もないものになるぞ!』なんて思ってはいなかったんだけどさ」

「翌日にロンドンに戻った後で、ノエル・ギャラガーから電話がかかってきてね。僕たちが彼らのことを観に行ったことを聞いたみたいで、マネージャーを探しているっていう話をされたんだ」と彼は続けている。「ノエルはとてもカリスマ性の溢れる人だったよ。『俺たちをマネージメントしてくれよ!』って彼に言われて、『おっと、そいつはデカい話だな』って僕は返したんだけどね」

マーカス・ラッセルは次のように続けている。「そうしたら、『デカい話をする準備はできている。運賃を払ってくれたら、2時間でそっちに向かうよ』って言われてね。それで、了承したんだ。3時間後には(ロンドンの)メアリルボーンにあるカフェで座っていたよ」

「話はトントン拍子に進んでいったんだ。ノエルは僕にカセットテープを渡してくれて、そこには“Up In The Sky”に“Whatever”、“Married With Children”が入っていたんだ」

「その後でバンドの残りのメンバーに会って、そこで決まったよ。僕がオアシスのマネージャーを務めることになった経緯はそんな感じだよ。後は歴史で語られている通りさ」

マーカス・ラッセルは現在もノエル・ギャラガーのマネージャーを務めているほか、キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメンのマネージメントも手がけている。

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