イギリスの百貨店のジョン・ルイスは、2015年クリスマスの広告キャンペーンで、オアシスの楽曲を使用するとの報道に対するコメントを拒否している。
現代のアーティストが、飾らない表現スタイルで過去の名曲をカヴァーしているジョン・ルイスの広告への注目は、ここ数年、ますます高まっている。昨年の広告ではトム・オデールがジョン・レノンの“Real Love”をカヴァーしており、リリー・アレンによるキーンの“Somewhere Only We Know”のカヴァーは、2013年のヒット曲となっている。
英『マーケティング・マガジン』誌が報じたところによると、BBCのホーム・コメディー「ザ・ロイル・ファミリー」のテーマ曲として良く知られる、オアシスの“Half The World Away”が今年の広告の「候補となっている」という。広告キャンペーンは毎年11月の初旬に始まるため、10月の現時点で選曲は既に済んでいると見られている。
しかし、ジョン・ルイスの広報担当者は「いまだ数曲を検討中」と話しており、「毎年、私どものクリスマス広告のあらゆる要素に関する憶測が飛び交います。しかしながら、現在のところ、楽曲もアーティストも確定していないことを公式の発表とさせていただきます」と続けている。
ジョン・ルイスの広告が注目されだしたのは、2010年にエリー・ゴールディングがエルトン・ジョンの“Your Song”のカヴァーで全英2位を獲得したことがきっかけとなっている。しかし、ジョン・ルイスの広告ソングとして初めて起用されたのは、その前年にガンズ・アンド・ローゼスの“ Sweet Child Of Mine ”をフォーク調でカヴァーしたものとなっている。
オアシスの“Half The World Away”の音源はこちらから。
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