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ザ・フーのロジャー・ダルトリーは今後5年以内に歌うことができなくなる時がくるだろうと語っている。

現在75歳のロジャー・ダルトリーがフロントマンを務めるザ・フーは今も精力的に活動を行っており、現地時間7月6日にはウェンブリー・スタジアムでの大規模な公演も控えている。

しかしながら、ロジャー・ダルトリーは80歳を迎えるまでの今後5年の間に歌声を失うことになると考えているといい、時間の問題だと語っている。

「言うまでもなく、僕は今後5年以内に声を失うことになるはずだよ」とロジャー・ダルトリーは米『ビルボード』誌に語っている。

「いずれはそういう年齢に差し掛かるんだ」

ロジャー・ダルトリーは前向きに次のように続けている。「今のところは、まだ大丈夫だけどね」

ロジャー・ダルトリーはバンドのキャリアが「終盤に差し掛かっている」としながらも、来年もツアーを行う可能性は依然としてあるといい、次のように語っている。

「僕らにとって、一緒に何かに取り組むのはいつだって難しいことなんだ。ピート(・タウンゼント)は違うプロジェクトに取り組んでいるし、他にもあらゆる要因があるからね。今回のツアーを完遂させて、2度目のツアーは1度目よりも素晴らしいものにしたいんだ。それが終わった時に、どんなことになっているかを見てみよう。つまり、僕らのキャリアが終盤に差しかかっていることには違いないわけでさ、終わりを迎える前に何かに取り組むことができるのを嬉しく思っているんだ」とロジャー・ダルトリーは語っている。

ザ・フーは現在、2006年の『エンドレス・ワイアー』以来となるバンドの新作に取り組んでおり、ロジャー・ダルトリーは来たる新作について『四重人格』以来最高の出来になっていると語っている。

ロジャー・ダルトリーは現地時間6月13日にロンドンにオープンしたポップアップ・ショップ「ザ・フー@52・イン・ソーホー」でQ&Aセッションに応じて、通算12作目となるバンドの新作について考えが変わり、「今はとても楽観視」していると語っている。

「楽曲を最初に聴いた時は、とても懐疑的な気持ちになってしまったんだ。自分にはできないんじゃないかってね」とロジャー・ダルトリーは語っている。「ピートがソロ・アルバム用に素晴らしい楽曲を書き上げたんだと思って、僕は彼にこう言ったんだ。『ピート、君は何のためにこの曲を書いたんだい? ソロ・アルバムとしてリリースしたほうがいい。素晴らしいよ』ってね。けど、ピートはザ・フーのアルバムとして出したいって言ったんだ」

「それで、曲を受け取ってそれらを聴いてみたんだ。楽曲を聴き込んで、自分なりのアイディアも思い浮かんだ。ピートは僕にいくつかの点に手を加えることを許してくれてね。曲の雰囲気だったり、そういう些細な点に変更を加えたんだ。それから、メロディーの面では僕に完全な自由を与えてくれた。最初こそものすごく懐疑的になってしまっていたけど、今はとても楽観視しているよ。『四重人格』以来、最高のアルバムを書けたんじゃないかな」

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