今年3月にマイケル・ジャクソンの無実を訴えるポスターを作成した制作者は新たな広告をヨーロッパの各地に掲出している。
広告主である「MJInnocent.com」は今年3月、ロンドンのバスやバス停に彼の無実を訴えるポスターを掲出していた。広告はマイケル・ジャクソンの写真の口元に「無実」の文字が書かれているというもので、「事実は嘘をつかない。嘘をつくのは人間たち」というスローガンが掲載されたものとなっている。
広告はアメリカのHBOやイギリスのチャンネル4でマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー『ネバーランドにさよならを』が放送されたのを受けて掲出されていた。このドキュメンタリーは幼少期にマイケル・ジャクソンから性的虐待を受けたと主張する2人の男性の証言に焦点を当てたもので、マイケル・ジャクソンの家族は彼に向けられたいかなる疑いも否定している。
「MJInnocent.com」は今回、マイケル・ジャクソンが2009年6月25日に亡くなってから今年で10年を迎えたことを記念して、ロンドンやロッテルダム、ダブリンに新たな広告を掲出している。
❤️❤️❤️ #10YearsWithoutMichaelJackson#Dublin pic.twitter.com/TOInmpLZgU
— Lena (@LenaBubbles) June 25, 2019
「MJInnocent.com」はサイトで次のように述べている。「今日は2019年6月23日の日曜日。ここUKでは夜になっています。およそ24時間後には、マイケル・ジャクソンが亡くなってから10周年を迎えることになります。マイケル・ジャクソンのことを多くの方々に思い出してもらい、祝福してもらえるよう、『MJInnocent.com』は昼夜を問わずここ数日間取り組んできました」
「6月25日にUKやオランダ、アイルランドにマイケル・ジャクソンの公式の記念写真を使った広告を出現させ、このような時に世界各国のファン・コミュニティの方々へ参加を呼びかけることができることを誇りを持って発表します」
一方、今週末にグラストンベリー・フェスティバルに出演するジャネット・ジャクソンは現地時間6月23日、取り沙汰されている性的虐待容疑にかかわらず、兄であるマイケル・ジャクソンの偉大さは「続いていく」と語っている。
『サンデー・タイムズ』紙との新しいインタヴューの中で歌手のジャネット・ジャクソンは次のように続けている。「大人が彼の音楽を聴いているときに子供たちが彼の真似をしているのを見るのが好きだわ」
「私の家族が世界中に与えたインパクトを教えられるのよね。決して傲慢に聞こえないようにと願っているんだけど——ありのままを言っているの。すべては神の采配というわけね。私はただそれに感謝をするだけよ」
3月にジャネット・ジャクソンはHBOへの抗議としてロックの殿堂でのパフォーマンスを拒否したと報じられている。『ネバーランドにさよならを』を放送したHBOはロックの殿堂の式典も放送していた。
一方で、『ネバーランドにさよならを』をめぐるHBOの裁判は、公的仲裁プロセスでの解決を求めるマイケル・ジャクソンの遺産管理団体の訴えが先日裁判所によって退けられたことで、依然として進行されることになっている。
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