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ザ・1975が所属するダーティ・ヒットのジェイミー・オーボーンは今年のリリースが期待されている新作『ノーツ・オン・ア・コンディショナル・フォーム(原題)』についての新たな情報を明かしている。

ジェイミー・オーボーンは『ミュージック・ウィーク』誌とのインタヴューの中でバンドからの「しかるべき最初の声明」は間もなく発表されるとした上で、バンドがレディング&リーズ・フェスティバルに出演する現地時間8月23日までには新曲がリリースされるだろうと語っている。

「アルバムは完成しつつあるよ。レコーディング・スタジオを兼ねたツアー・バスで全米ツアーを回っていんだけど、それがとても生産性を高めてくれてね……彼らは常に取り組んでいたんだ。まだまとまっていない部分がいくつかあるから、リリースされる具体的な時期については言えないんだけど、レディングの前には新曲がリリースされることになるよ」

ジェイミー・オーボーンはまたバンドが『ネット上の人間関係についての簡単な調査』をレコーディングしたのと同じオックスフォードにあるスタジオで新作のレコーディングを行う予定であることも明かしている。彼はバンドの新作について「規格外の作品」になっているとした上で、次のように語っている。「デモを聴いたんだけど、素晴らしかったよ」

彼は次のように続けている。「長尺のアルバムになると思うね。ダブル・アルバムになるかって? どういうことになるかは分からないけど、長いアルバムになるのは間違いないよ。ダブル・アルバムになるか否かについては答えることができないんだ。完成が近づいたタイミングで決めることだからね」

「今あるすべてを一つのプロジェクトとしてリリースするかどうか、何度も検討を重ねているんだ。ザ・1975にとってはいつものことなんだけど、様々な可能性を検討した上で、マット・ヒーリーが最後の最後でそれを覆してくるっていう感じだからね。しかるべき最初の声明はいつだってありうるよ。今はただ、方向性を定めているところなんだ」

ジェイミー・オーボーンは来たるニュー・アルバムも「アイデンティティに関する」内容で構成されているとした上で、次のように続けている。「音楽やビデオ、写真を通して、自らを限界までさらけ出そうとしているんだ。それ自体はいつものことだけど、今回はさらに大きなスケールでやろうとしている。僕たちは常に、スケールを押し拡げることを目指しているからね」

ザ・1975のフロントマンであるマット・ヒーリーは先日、アイヴァー・ ノヴェロ賞で2つの賞を受賞したことで、自分が過大評価されていると思い込んでしまう「インポスター症候群」になってしまったと語っている。

ザ・1975は「イギリスやアイルランドにおける素晴らしいソングライティング」を称える賞である今年のアイヴァー・ ノヴェロ賞の授賞式で、ソングライター・オブ・ザ・イヤー賞のほか、“Love It If We Made It”で最優秀コンテンポラリー・ソング賞を受賞している。

「アイヴァー・ ノヴェロ賞はすべてが素晴らしかったよ。出席できなかったことを本当に残念に思っている」とマット・ヒーリーは『NME』に同賞で2つの賞を授賞したことについて語っている。「というのも、俺たちは授賞式に出席するために公演をキャンセルするようなことはしないわけでさ。今回のことは、この賞が正真正銘のものであることを証明することになったよね」

「出席できていたらと思うよ。同業者から投票されるわけでさ……多くのソングライターたちが、俺のことを今年最高のソングライターだと言ってくれているわけでね。本当に嬉しく思っているよ。君にも想像してみてほしいよ!」

「インポスター症候群のようになるよね」とマット・ヒーリーは続けている。「俺のクリエイティヴなプロセスは、滅茶苦茶で、大変なものだからね。もし人々がそれを知っていたら、俺にこの賞をくれることはないと思うよ。自分に羽が生えてしまったような気分だね。俺はいつもそう思うんだ、羽が生えてしまったみたいだってね」

一方、マット・ヒーリーは同じ『NME』とのインタヴューの中で今年のレディング&リーズ・フェスティバルにヘッドライナーとして出演することについても語っており、彼は10代の頃にレディング&リーズ・フェスティバルを訪れた体験を振り返って次のように語っている。「自分のカルチャーにとっての聖地巡礼なんだ。最高だったね」

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