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ノエル・ギャラガーは前作でのデヴィッド・ホルムズとの仕事や大人数編成のバンドにいることが自身の現在のソングライティングに与えている影響について語っている。

ノエル・ギャラガーは現地時間6月7日に行ったマンチェスターのヒートン・パークでの凱旋公演に先駆け、ラジオ局「XSマンチェスター」の番組に出演してインスパイラル・カーペッツのクリント・ブーンによるインタヴューに応じている。

ノエル・ギャラガーは1991年にオアシスに加入する以前、インスパイラル・カーペッツのローディーを務めていたことで知られている。

ノエル・ギャラガーはデヴィッド・ホルムズがプロデュースを手がけた2017年発表の最新作『フー・ビルト・ザ・ムーン?』について、クリント・ブーンから意図的にサイケデリックなアルバムにしたのかと訊かれると、デヴィッド・ホルムズから受けた影響に言及しながら次のように語っている。

「スタジオにいた時には、どういうものができるのか分からなかったんだ」とノエル・ギャラガーは語っている。「何も考えずにスタジオに来てほしいと言われてね。先入観を持たずに来てくれっていうね……以来、そういうアプローチを取るようにしているんだ。今はデヴィッドとは仕事をしていないけど、そういうアプローチを取っている。なすがままにっていうさ」

「オアシスにいたりしたから、先入観は常にあるんだと思うんだけどさ。今の自分の根底にあるのは、曲が素晴らしいものであれば、スタイルは何だっていいっていう考え方でね……キッズたちのことは90年代にもう十分満足させてやったからな」

ノエル・ギャラガーは続けて、来たる新EP『ブラック・スター・ダンシング』の制作過程についても言及している。ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズは6月14日に新EP『ブラック・スター・ダンシング』がリリースされることが決定しており、新作からはこれまでに“Black Star Dancing”と“Rattling Rose”の2曲が公開されている。

「『ブラック・スター・ダンシング』では、実験的なことにオープンになっている。解放されたような感じなんだ。今いるバンドは、全員が必ず楽曲に参加して、少しずつ演奏しなければいけないような活発なバンドではないわけでさ。このことは音楽にもいい影響を与えていると思う」

「それに、今はバンドに女性もいるわけでね。彼女たち用の曲を書き始めたんだ。彼女たちのための曲ではなく、彼女たちのことを念頭に置きながらという意味でね」とノエル・ギャラガーは語り、『ブラック・スター・ダンシング』のEPにもその影響は表れているとした上で次のように続けている。「そういうわけで、今はバックグラウンドや民族、体型、体格が異なる11人でバンドができていることを嬉しく思っているよ。みんながそれぞれに長けている人たちだし、みんな真剣に取り組んでくれているんだ」

一方、ノエル・ギャラガーは先日、自身がこれまで手がけてきた中で最高だと思う歌詞のオープニング・ラインを明かしている。

ノエル・ギャラガーはアイルランドのラジオ局「トゥデイFM」の番組「ジ・イアン・デンプシー・ブレックファスト・ショウ」に出演して、かつて「一番難しいのは歌詞の始めの部分を書くことだ」と語ったことになぞらえて「これまで書いた中で最高だと思うオープニング・ラインはどの曲か」という質問に答えている。

「“Supersonic”の最初の歌詞だね。『I need to be myself / I can’t be no one else』だよ」とノエル・ギャラガーはオアシスが1994年にリリースしたファースト・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』からのファースト・シングルの名前を挙げている。「あの歌詞は数秒で思いついたんだ」

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