シックスナインは共に逮捕された容疑者の1人であるラッパーのクーダ・Bが昨年6月の銃撃事件への関与を認めたことが明らかになっている。
本名をダニエル・ヘルナンデスという現在23歳のシックスナインは恐喝、殺人の共謀、発砲、麻薬取引を行ったとして昨年11月に逮捕されている。
ニューヨーク州南部地区連邦地裁によれば、シックスナインと共に事件に関与したと見られているラッパーのクーダ・Bことキンティ・マッケンジーは今回、昨年の6月にニューヨークのタイムズ・スクエアでラッパーのチーフ・キーフが銃撃された事件に関与したことを認めたという。
「本日、キンティ・マッケンジーはタイムズ・スクエアでの大胆な銃撃への関与を認めました」と米連邦検事のジェフリー・S・バーマンは述べている。「テカシ・シックスナインや(ギャングスタ集団の)ナイン・トレイ・ブラッズに所属する他のメンバーらの協力のもと、マッケンジーは敵対するギャングのメンバーを狙った別の銃撃も指示しています」
チーフ・キーフは現地時間2018年6月2日の早朝にタイムズ・スクエアにあるW・ニューヨーク・ホテルに戻ろうとしていたところを銃撃されている。チーフ・キーフは無傷だった。
「TMZ」は昨年11月、シックスナインがラッパーのタドーに彼の従兄弟であるチーフ・キーフを銃撃するよう指示しているところを収めたと見られる映像を公開している。シックスナインは映像の中で、タドーにフェイスタイムをしてニューヨークでチーフ・キーフに会うかを尋ねているほか、銃撃の報酬として3万ドル(約320万円)を用意していることを伝えている。
シックスナインは今年の1月に有罪であることを認めている。有罪答弁で彼は次のように述べている。「裁判官に、傷ついたすべての方に、家族に、友人に、そしてファンの皆さんに、私がしてしまったこと、私ががっかりさせてしまったことを謝罪します」
シックスナインは先日、大陪審の前での証言を含む捜査への「全面的な協力」と引き換えに「起訴状の公訴事実1から9に書かれた犯罪、加えて、被告人が政府に語った犯罪について、それを不起訴とする」ことで検察局と合意したことが報じられている。
来年1月に行われる聴問会を経て、シックスナインに判決が言い渡されることになっている。しかし、今回行われた有罪答弁の結果、シックスナインは早くも来年には出所できる可能性が浮上している。最新の裁判資料では次のように記されている。「被告人の全面的な協力が得られる限りにおいて、判決時に申請を申し出ることを認める……量刑の下限を下回る申請も認める」
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.