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リアム・ギャラガーのドキュメンタリー『アズ・イット・ワズ』の監督はリアム・ギャラガーが2014年にビーディ・アイを脱退した後「道を失っていた」ことを明かし、音楽活動に復帰する過程で交際相手のデビー・グィザーが果たした役割について語っている。

6月7日にUKで劇場公開される本作はリアム・ギャラガーがソロ・アーティストとのキャリアを始める様を追ったもので、ソロ・デビュー・アルバム『アズ・ユー・ワー』の制作やアルバムを携えてツアーに出るところをカメラ・クルーがステージでもバックステージでも密着したものとなっている。

チャーリー・ライトニングは英『GQ』誌に次のように語っている。「デビーの存在は本当に大きかったよ。あらゆる点で、彼女がリアムを救ってくれたんだ。リアムは道を失っていたんだよ。彼は何をすべきかも、どうすべきかも分からなかった。彼が映画の中で言っているように、彼女は彼を鼓舞してくれたんだ。『しっかりして。誰かが亡くなったわけじゃないわ』って彼女はリアムを励まして、音楽に集中するように促してくれたんだ」

「彼女はリアムの最もつらい時期を支えてくれたんだ。それに、2人はお互いを愛し合っているからね。言っていること分かるかい? すべてが映画の中で描かれているよ。彼らがいかに近しい間柄にあるのか、彼らがいかにお互いのいいところを引き出しているのかを見てもらえると思う。改めて、それを収められたことを嬉しく思うよ。僕が収めたかったのは、あくまでもリアムの音楽活動への復帰の過程であって、愛に満ちた彼の人生についてのドキュメンタリーを作るつもりはなかった。けれど、デビーのことも描かれるようになって、次は家族がっていう風になっていっていったんだ。輝かしい物語になっていることを願うよ」

チャーリー・ライトニングはリアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーの関係性もドキュメンタリーに収められていることを明かして、兄との複雑な関係性がいかにリアム・ギャラガーに影響を与えているかについて語っている。

彼は次のように語っている。「どういう形であれ、依然としてそうした問題や関係性はあるわけでね。結局のところ、確かキーボーディストが言っていたと思うんだけど、『ノエルは音楽の重要性を過大評価していて、リアムの重要性を過小評価している』ということなんだ。彼はこうも言っていた。『リアムは自分の兄がどう思うかを考えずには何もできないと思うんだ。彼がライヴに注ぎ込んでいるものも省いているものもすべて1人のオーディエンスのためにやっているとも言えるんだ』とね。もちろんノエルと間に依然として問題はあるにせよ、それに支配されているわけではないんだ。リアムはこう言っているよ。『ノエルはとんでもないクソ野郎になってしまった。一方で、俺もまだまだクソ野郎だけどな』ってね」

チャーリー・ライトニングは先日、『NME』に対してリアム・ギャラガーの壮大なソロ新作の内容について語っている。

「『アズ・ユー・ワー』と地続きのものなんだ」とチャーリー・ライトニングは新作について語っている。「『ディフィニトリー・メイビー』と『モーニング・グローリー』を見てみた時に一つはよりパンクっぽくて、一つはよりビッグなアルバムなわけでさ、分かるだろ? これっていうのは進化のわけでさ。最盛期にいる人なわけでね。みんなが新作にガッカリすることはないと思うよ。みんな、圧倒されるんじゃないかな」

『アズ・イット・ワズ』は現地時間6月6日にロンドンのアレクサンドラ・パレスでワールド・プレミアが行われることが決定しており、当日はリアム・ギャラガーがパフォーマンスを行う予定となっている。劇場では6月7日に上映される。

また、リアム・ギャラガーは今年のグラストンベリー・フェスティバルのメイン・ステージに出演することも決定している。

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