ハッピー・マンデーズやブラック・グレープの活動で知られるショーン・ライダーは薬物を使っていた日々を懐かしいと思うことはないと語っている。
現在56歳のショーン・ライダーは娘のココに「恥ずかしい思い」をさせたくはないとして、かつてのロックスター的な生活を送っていた日々を懐かしく思うことはないと語っている。
ショーン・ライダーは『iニュース』紙のインタヴューに応じて、薬物を使っていた日々を懐かしいと思うことはあるかという質問に次のように答えている。「ないな! もう懐かしいと思うことはない。40歳の頃は、18歳だった頃と同じような生活を送っていたんだ。(断つことにしたのは)健康的な理由からではなくてさ。『もう年寄りなんだから、子供たちに恥ずかしい思いはさせたくない』っていうことを思ったんだ。それで、止めることにしたんだよ」
「いまだに手を出している同世代の奴らのことも知っているし、彼らの幸運を祈っているよ……(バンドメイトである)べズなんかはまさに常習者っていう感じでね。彼は何だって試すような人なんだ。俺はいつもそういう場面に遭遇するんだよ。薬物や酒、女たちがたくさんいるような場所があって、『これからあのクラブに行くんだけど』っていうことを言われるんだけどさ。『俺は参加しないよ。ベッドに行ってニュースを観るんだ』って俺は言うんだ」
「そういうことが好きな人がいたって、それはそれでいいんだけどさ。俺はもうそうじゃないっていうだけでね。今の自分にものすごく満足しているんだ。たとえ足の親指に似ていたとしてもね」
ショーン・ライダーは先週、注釈付きの歌詞集『ロート・フォー・ラック:セレクテッド・リリックス(原題)』を出版社のフェイダーから刊行している。ショーン・ライダーは今回、アルバムの楽曲を書く際にできるだけ歌詞がシリアスになり過ぎないよう、「コミカル」なものにするように心がけていることを明かしている。
ショーン・ライダーは次のように語っている。「ラヴ・ソングというものは書きたくなくてね。そういう楽曲からは常に距離を置いているんだ。俺の曲は純粋なポルノなんだよ。大人になった今では、そういう曲を書くわけにもいかないんだけどさ。ライヴで披露するのが難しいからね。コミカルなものにする必要があるんだ。俺はいつもそうしている。コミカルでありさえすれば、それを避けられるんだからね」
「楽曲に全力を注いだことはないんだ。大袈裟なものにはしたくなくてね。アーティストとして拷問を受けているように感じるのはどんな時かって? ステージに立っている時は拷問を受けているような気分だよ。ライターとして、短編を書くのが俺の仕事なわけでね。俺が書く主題は大抵、くだらない漫画のような内容なわけでさ。けど、最初からこういうものを書いていたわけではないんだ。昔の俺は最悪だった。歌うことに関しても同じことが言えるよ。俺が歌うようになったのは、単に他の奴らのほうが俺よりヒドかったからっていう理由でしかないんだ」
「自分の周囲を取り囲んでいたものについて書いただけだ。隠すことなんてなかったからね。俺たちは薬物を使っていたし、パーティーだってしていた。自分がやっていたことはすべて、母親の前でだってできるよ」
ショーン・ライダーは先日、以前にBBCのダンス番組「ストリクトリー・カム・ダンシング」への出演を依頼されていたものの、番組の制作陣から悪態をつき過ぎることを憂慮されていたことを明かしている。
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