ステレオフォニックスは自身の楽曲の一つがザ・プロディジーのキース・フリントから影響を受けたことを明かしている。
キース・フリントは3月4日にエセックスの自宅で亡くなっているところを発見されている。享年49歳だった。彼は自殺で亡くなったと見られている。
ステレオフォニックスはイギリスのラジオ局「ラジオX」に対してザ・プロディジーとフェスティバルでよく一緒になっていたことを振り返っている。「僕たちはフェスティバルでザ・プロディジーと何度も一緒だったんだ」とフロントマンのケリー・ジョーンズは語っている。「ステージ脇からキースを観ていたこともあったよ。実際、そんなに昔の話じゃなくてね。曲と曲の間に彼が僕たちのところへやって来て、一緒に喋ったりしたものだよ。(ベーシストの)リチャードなんかはよく彼とつるんでいたんだ」
ベーシストのリチャード・ジョーンズは音楽関係以外にもキース・フリントと会う機会がよくあったと明かしている。2人は趣味のモータースポーツを通して交流があり、キース・フリントについて「素敵な男」だったとリチャード・ジョーンズは語っている。
また、ケリー・ジョーンズは次のように続けている。「僕たちに“Roll Up And Shine”という曲があってね。『パフォーマンス・アンド・カクテルズ』の1曲目なんだけど、これはザ・プロディジーの影響をかなり受けているんだよね。彼らの『ザ・ファット・オブ・ザ・ランド』が出たとき、(ステレオフォニックスの1997年のシングル)“Word Gets Around”も同じ週にチャートに入っていたんだ。それですごくインスピレーションを受けたんだよ」
一方、キース・フリントの訃報を受けて、ファンの間ではバンドを代表する楽曲である“Firestarter”を全英1位にしようという運動も広がっている。
「ファイア・スターターよ、安らかに眠れ」と運動のフェイスブックには記されている。「この火をぜひとも灯し続けましょう。メンタルヘルスの問題や自殺への意識を私たちは高めていかなくてはなりません。自殺は45歳以下の死因として最も多く、これを変えていく必要があるのです! そのためにはキースという人物への関心を高め、彼の苦しみをポップ・カルチャーやメインストリームの最前線で訴えることが最善の方法なのです」
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