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マルーン5のフロントマンであるアダム・レヴィーンは現地時間2月3日に行ったスーパーボウルのハーフタイム・ショウでシャツを脱いでパフォーマンスを行ったことが物議を醸している。

アダム・レヴィーンのパフォーマンスには放送時、2004年のジャネット・ジャクソンのパフォーマンスを引き合いに出してオンライン上に「#ジャネットに正義を」というハッシュタグがツイートされていた。

ジャネット・ジャクソンは当時、ジャスティン・ティンバーレイクと共演したハーフタイム・ショウで乳首を露出してしまったために55万ドル(約6,000万円)の罰金を命じられている。視聴者はこの一件を引き合いに出して、アダム・レヴィーンがシャツを脱いでジャネット・ジャクソンと同様に乳首を露出している点を指摘している。

今回、「ザ・ハリウッド・レポーター」によれば、全米の放送通信事業を監督している連邦通信委員会に50件を超える抗議の声が寄せられていることが明らかになっている。15年前のジャネット・ジャクソンの一件に対して約50万件の苦情が寄せられていたことを考えれば、抗議の数自体は少ないものの、連邦通信委員会にはジャネット・ジャクソンに対する扱い方との違いを指摘する声が多く寄せられているという。

「ザ・ハリウッド・レポーター」によれば、連邦通信委員会には「ジャネットと同様に、アダムも規制されるべきだ」という意見のほか、次のような意見が寄せられているという。「CBSは2004年に、『乳首がポロリ』した映像を放送したことで55万ドルの罰金を科されています。そして2019年の今年、CBSはアダム・レヴィーンがシャツを脱いで両方の乳首を露出する映像を放送しています。この件についても、同様の処置が行われるべきです。そうでなければ、ダブル・スタンダードがあるという事実が公になることでしょう」

ジャネット・ジャクソンは当時、ハーフタイム・ショウでのパフォーマンスをめぐって謝罪を余儀なくされているほか、ハーフタイム・ショウを放送したCBSには55万ドルの罰金が命じられている。罰金についてはその後、最高裁判所に至るまで続いた法廷闘争を経て取り下げられている。この一件はジャネット・ジャクソンのキャリアにネガティヴな影響を与えたとされている一方で、彼女と共演したジャスティン・ティンバーレイクはさほど影響を受けていない。

マルーン5は今年のスーパーボウルのハーフタイム・ショウで一緒にパフォーマンスを行うアーティストを探すのに苦労していたとして、6組以上のアーティストに共演を断られたことが報じられていた。その後、トラヴィス・スコットとビッグ・ボーイがマルーン5と共にパフォーマンスを行っている。

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