ザ・キュアーの元ドラマーであるアンディ・アンダーソンは末期ガンを患っていることを明かしている。
アンディ・アンダーソンは、ザ・キュアーで元々ドラマーを担当していたローレンス・トルハーストがキーボードに転向した1983年にドラマーとして加入し、1984年までバンドに参加している。アンディ・アンダーソンはバンドの5作目のアルバム『ザ・トップ』に参加しているほか、コンピレーション・アルバムの『ジャパニーズ・ウィスパーズ』や、“Love Cats”や“The Caterpilla”といったシングル、ライヴ・アルバム『コンサート ー ザ・キュアー・ライヴ』に参加している。
アンディ・アンダーソンがザ・キュアーのフロントマンであるロバート・スミスと初めて仕事をしたのは1983年のことで、ロバート・スミスとスージー・アンド・ザ・バンシーズのスティーヴン・セヴェリンによるプロジェクト、ザ・グローヴがリリースした唯一のアルバム『ブルー・サンシャイン』でドラムを担当している。
アンディ・アンダーソンは今回、フェイスブックで自身の病気を明かしている。「やあ、みんな。ステージ4のガンを患ってしまって、回復の見込みがないんだ。身体中に転移していてね。僕は至って元気で、自分の状況を理解しているよ」とアンディ・アンダーソンは明かして、続けて今後の治療について綴っている。
https://www.facebook.com/AndyAnderson60/posts/10215485210017640
「泣いたり喚いたりするつもりはない。前を向いていくだけだよ。僕にとっては、人生における新しい経験であり、新しいハードルでしかない。人生において、新たな選択に迫られているんだ。落ち着いているよ。この状況にも、僕は絶対に前向きであり続けるんだ」
ザ・キュアーの元バンドメイトであるローレンス・トルハーストは、ツイッターでアンディ・アンダーソンへのサポートを示している。「アンディの父親はボクサーだった。アンディは今、人生を懸けた闘いをしているんだ。僕は彼と話したけど、彼は僕がこれまでに話したことのある、彼と同じような状況に置かれていた人たちと同じくらい、陽気で、落ち着いていたよ。彼に光や愛を送って欲しい。君たちが思う、僕の友人がこのバトルロワイヤルを乗り切る助けになりそうなものなら何でもいいんだ。愛しているよ、ミスター・A」
Andy’s Dad was a boxer, now Andy is in the fight of his life. I’ve talked to him, he’s as upbeat and calm as anyone I’ve ever talked to facing what he’s facing. Send light,send love, send whatever you believe will help my friend in the battle royal he now faces. Love you Mr A.
— Lol Tolhurst (@LolTolhurst) February 19, 2019
アンディ・アンダーソンの脱退後は、ボリス・ウィリアムスが代役としてザ・キュアーに加入しており、アンディ・アンダーソンはその後、イギー・ポップを初めとした多くのアーティストのバンドに参加している。
一方、ザ・キュアーは先日、5月に名作『ディスインテグレーション』の30周年を記念した公演をシドニー・オペラハウスで4日間にわたって行うことを発表している。
ザ・キュアーはシドニー・オペラハウスで1989年にリリースされた『ディスインテグレーション』を全編演奏する公演を行うことを発表している。バンドはオーストラリアでの公演が「一連の公演のワールド・プレミア」になるとも予告しており、世界各国で今後さらなる日程が発表されることを示唆している。
ザ・キュアーは今年のグラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナーを務めることが噂されており、グラストンベリー・フェスティバルには他に、ザ・キラーズやラナ・デル・レイ、インターポールらの出演も噂されている。
ザ・キュアーは先日、今年のフジロック・フェスティバルでヘッドライナーを務めることが発表されている。
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