デヴィッド・ギルモアは自身のギターをチャリティのためにオークションに出品するという。
元ピンク・フロイドのヴィーカリスト/ギタリストのデヴィッド・ギルモアは米『ローリング・ストーン』誌にそれらの楽器は他の人々を「楽しみを与え」、さらに重要な目的のために資金を集めることになるだろうと語っている。
「これらのギターは僕にとってすごく素晴らしいものだったんだけどね」と彼は語っている。「これらは僕の友人なんだ。たくさんの音楽を与えてくれた。でも、僕の元から去って、誰か他の人に持ってもらう時だと思ってね。僕とは多くの時間を共に過ごしたからね。そして、もちろん、これらが集めるお金は世の中のためにものすごく役に立つだろうし、それが僕の目的なんだ」
今年6月にニューヨークの「クリスティーズ」で開かれるオークションに出品される、およそ120本のギターの中にはデヴィッド・ギルモアが”Comfortably Numb”、”Money”、”Shine On You Crazy Diamond”といった楽曲でも使用したフェンダー・ストラトキャスター「ブラック・ストラト」も含まれているという。
また、出品されるギターには他にもデヴィッド・ギルモアが”Wish You Were Here”を書いた12弦のストラトキャスター、“Comfortably Numb”をライヴでパフォーマンスする際にはほとんど毎回使用されたオベーションの6弦ギターなどが含まれている。
「UK中心ならびにグローバル両方の」チャリティに貢献しつつ、デヴィッド・ギルモアは自宅の整理のためにこのオークションを利用している。彼は少なくとも1987年発表の『鬱』以降のコレクションを売りに出すことも検討していたとして次のように続けている。
「あまりに古びてほしくなかったし、とってあるギターが何もせずに眠っているのが嫌だったんだ」と彼は語っている。「正直言って、あまりに多くのギターがあっても、十分に演奏するには僕には時間がなくてね。これらのギターは他の人々に楽しみを与えてくれるはずだよ」
一方、元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズは今月、子供が誘拐されて生き別れになっているという母親の話を聞いて、母親と子供が再開できるようプライベート・ジェットを提供している。
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