メタリカは現地時間1月16日に出演したクリス・コーネルの追悼コンサートでラーズ・ウルリッヒがテンポを間違え、ジェイムズ・ヘットフィールドが演奏を止めてそれを指摘している映像がオンラインで公開されている。
メタリカは「アイ・アム・ザ・ハイウェイ」と題された追悼コンサートに出演して、サウンドガーデンの“All Your Lies”と“Head Injury”をカヴァーしているほか、自身の“For Whom the Bell Tolls”や“Master of Puppets”を披露している。
ドラマーのラーズ・ウルリッヒはこの日、バンドが最後に披露したサウンドガーデンのカヴァー“Head Injury”のイントロでテンポを間違えている。彼がテンポを間違えていることに気が付いたバンドは演奏を一度止めて、フロントマンのジェームズ・ヘッドフィールドがラーズ・ウルリッヒに次のように語りかけている。
「さっきのは正しいテンポかい?」とジェイムズ・ヘッドフィールドはラーズ・ウルリッヒに問いかけ、ラーズ・ウルリッヒは照れたような笑いを見せている。「まあいいよ、俺たちはプロフェッショナルだからな」とジェイムズ・ヘッドフィールドは続け、バンドは演奏をもう一度やり直している。
観客が撮影したこの日の映像はこちらから。
ラーズ・ウルリッヒは先日『フォーブス』誌のインタヴューに応じて自身にとって「アイ・アム・ザ・ハイウェイ」に出演することがどんな意味を持ってるかについて語っている。「集まることのできるいい機会だし、一部の人たちにとってはちょっとした安らぎを得る機会にもなるんじゃないかな」と彼は語っている。
「集まって、主に音楽だったり、彼のクリエイティヴな側面を祝福できる機会だし、少しでも誰かの助けになればと思うし、彼が30年近い音楽の旅路の中で出会ってきた人々が集まって、それを祝福したり讃えたりしながら、その時間を共有できる機会で、すごくクールだよね。一体何が起こるのか、すごく楽しみだよ。シャッターチャンスもたくさんあるだろうし、自然と特別な瞬間も生まれると思うよ。1人のファンとして、参加できることを何よりも楽しみにしているんだ」
また、ファンにはコンサートから何を感じてもらいたいかという質問には次のように答えている。「前にも言ったように、彼の死が暗いものになっていることを残念に思っているんだ。1人のファンとして、これが新たな一歩を踏み出すきっかけになればいいと思っている。なにか助けを得ることだったり、鬱病について話すことや、こういう病気が人々にもたらす影響、それが僕たちが思っているよりも多くの人々に影響を与えているということを話し始めるきっかけになればと思っているよ」
「思いもよらないところで、自分のすぐ側にいる人たちが日常的にこの病気に苦しんでいるかもしれないんだからね」
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