スパイク・リーはザ・キラーズによる政治的な新曲“Land of the Free”について「素晴らしいプロテスト・ソング」だとして、同曲のミュージック・ビデオを監督するに至った経緯を明かしている。
ラスベガス出身のザ・キラーズは今週、ドナルド・トランプの大統領政権やアメリカで起きた過去の政治的・社会的な出来事に言及したシングル“Land Of The Free”をリリースしている。
スパイク・リーは昨年、“Land of the Free”のミュージック・ビデオのためにアメリカとメキシコの国境周辺に赴き、移民たちや今なお続く一部政府機関の閉鎖の原因となっている壁の建設予定地をめぐる映像を撮影している。
“Land of the Free”のミュージック・ビデオはこちらから。
スパイク・リーは今回、ザ・キラーズによる同曲のミュージック・ビデオを撮影するに至った経緯について、フロントマンのブランドン・フラワーズから個人的に「電話をもらった」ことを明かしている。
「彼は(スパイク・リーが監督した)『ブラック・クランズマン』を観たと言って、最高だったと言ってくれてね」とスパイク・リーは「ザ・ハリウッド・レポーター」に語っている。スパイク・リーは“Land of the Free”について、「素晴らしいプロテスト・ソングだよね。『これで何かしてもらえませんか?』と彼に訊かれたんだ」
「改めて言うけど、これは実際に起きていることについてなんだ」とスパイク・リーはミュージック・ビデオや楽曲に込められたメッセージについて語り、昨年の12月から今も続いている一部政府機関の閉鎖について言及している。「80万人のアメリカ人が4週間も給料を受け取れていないんだ。人々は傷ついているんだよ」
一方、ザ・キラーズのギタリストで、最新作のツアーには参加していないデイヴィッド・キューニングは先日、自身とバンドメイトとの間に溝が生まれていることを示唆している。
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