メタリカのフロントマンであるジェイムズ・ヘットフィールドは、劇映画へのデビュー作となる『エクストリームリー・ウィックド、ショッキングリー・イーヴィル・アンド・ヴァイル(原題)』がサンダンス映画祭でプレミア上映されることが決定している。
ジェイムズ・ヘットフィールドが出演しているスリラー映画『エクストリームリー・ウィックド、ショッキングリー・イーヴィル・アンド・ヴァイル(原題)』は、現地時間1月26日にサンダンス映画祭でプレミア上映されることが発表されている。同作はザック・エフロン演じる実在の大量殺人犯のテッド・バンディと、彼と長年にわたって交際していたリリー・コリンズ演じるガールフレンドとの関係を描いた作品となっている。ガールフレンドは彼の大量殺人を知らなかった。
ジェイムズ・ヘットフィールドは本作で、1975年にテッド・バンディの車を停めて彼を初めて逮捕したユタ州の高速道路パトロールの警察官、ボブ・ヘイワードの役を演じている。ボブ・ヘイワードは当時、テッド・バンディの車を調べて、強盗に使う道具を発見したことで彼の逮捕に至っている。ジェイムズ・ヘットフィールドはこれまでにも映画やテレビ番組に自身役として出演していたが、俳優として映画に出演するのは初めてとなる。
映画『エクストリームリー・ウィックド、ショッキングリー・イーヴィル・アンド・ヴァイル』は、ドキュメンタリー映画『メタリカ:真実の瞬間』を監督したジョー・バーリンジャーが監督を務めている。
「ジェイムズやメタリカの面々とは舞台裏で膨大な時間を過ごしたから、彼のカリスマ性や強い存在感というのは体験していたんだ」とジョー・バーリンジャーは述べている。「その同じパワーや魅力を劇映画役に持ってきてもらうことこそが自然だと思ったんだ。だから、彼が映画に出演してもらう説得に同意してくれた時は興奮したよ」
本作には他に、ジム・パーソンズやハーレイ・ジョエル・オズメント、ジョン・マルコヴィッチ、カヤ・スコデラリオ、アンジェラ・サラフィアン、ジェフリー・ドノヴァン、テリー・キニー、ディラン・ベイカーらが出演している。
「とても興味深いものになっているよ。個人的には、深い映画ができたと思っている」と主演のザック・エフロンは本作について昨年の3月に「エンタテインメント・トゥデイ」に語っている。「必ずしもテッド・バンディを美化しているわけではないんだ。彼は讃えられるような人物ではなかったからね。この映画は単に物語を伝えているだけに過ぎなくて、悪魔として知られたこの男に世界がいかに魅了され、いかに世界中の人々を苛立たせたかが描かれているんだ」
ザック・エフロンは次のように続けている。「現実のそういった側面を探求するのは楽しかったよ。完全に入り切ってしまうことも、他の人に迷惑をかけることもなくこの役に入り込むことができたんだ」
『エクストリームリー・ウィックド、ショッキングリー・イーヴィル・アンド・ヴァイル』の公開日については現時点で明らかになっていない。
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