ラミ・マレックは映画『ボヘミアン・ラプソディ』で役を演じきるために経験した肉体的な苦労について明かしている。
ラミ・マレックは11月9日に公開されたクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じており、フレディ・マーキュリーのイメージを反映するために模造の歯まで身につけている。しかし、彼が役のために準備したのはそれだけではなかったという。
カルチャー誌『ザ・ラップ』のインタヴューで、ラミ・マレックはライヴ・エイドのパフォーマンスを何度もできるようにするために身体を鍛えようと思ったことを説明している。
「身体を鍛えたくはなかったんだ。5日間にわたって息切れせずに何度も何度も22分のコンサートをできるように身体を持っていきたかったからね」
「けど、そんなのはまったく無理だったよ。できる限り息を吸い込もうと仰向けで寝っ転がる、そんな日もあったね」
また、彼は撮影の1週目に臨むために「特別なダイエット」とトレーニングを行わなければならなかったという。「急いで筋肉と体重を落として、すごく痩せていた若い頃のフレディを撮影に入らなければならなかったんだ」とラミ・マレックは語っている。「いつワーク・アウトして、いつ一気に体重を落とすか、本当に見極めなくちゃならなくてね。誰にも薦めることはできないね」
そうした苦労を厭わなかった理由についてラミ・マレックは次のように語っている。「あの人を正しく演じたかったし、あの人を誇らしいものに、クイーンを誇らしいものにするためだよね。そうした経験をすることで、フレディ・マーキュリーと親しいものを感じたんだ。それは僕にとってすごく大きなことだったよ」
「その音楽や彼の物語が僕らを超えて生きていくにあたって、これは最も重要なポイントだったと思ってる」と彼は続けている。「彼を演じるという恩恵は僕にとって非常に大きなものだった。彼はアイデンティティという点でも、自身の功績という点でも、もちろん性的なアイデンティティという点でも、あらゆる側面でものすごく葛藤していたんだ」
「そして、彼は世界が知るなかでも最も大胆で、恐れを知らない、自信に満ちた、目を瞠る、本物の、挑戦的な人物の1人になる方法を見つけたんだよ」
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