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ブルース・スプリングスティーンは2019年にUKを含むワールド・ツアーを行うという噂を否定している。

ブルース・スプリングスティーンは現在、ソールドアウトしている舞台『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』に出演しており、同舞台を収録した『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』が12月16日よりネットフリックスで配信されることも決定している。

ブルース・スプリングスティーンは先日、『ザ・タイムズ』紙とのインタヴューの中で、2014年の『ハイ・ホープス』以来となる新作について次のように語っている。「他にいい言葉があるといいんだけど、新作はシンガーソングライターとしてのアルバムなんだ。どちらかと言うと、ソロ・アルバムという感じだね」

ブルース・スプリングスティーンは同じインタヴューの中で、「いつもの仕事」に戻るとしてライヴ活動に復帰することを示唆しており、Eストリート・バンドとのツアーで「近いうちに」UKで公演を行うのではないかとする噂が囁かれていた。ファンらはこのニュースに歓喜していた一方で、ブルース・スプリングスティーン本人はツアーの可能性に言及していなかった。

今回、ブルース・スプリングスティーンは2019年のプランについてツイッターに自身の言葉で綴っている。

「Eストリートに関する一部の噂を鎮めるために書くよ」とブルース・スプリングスティーンはツイートしている。「みんなに早く会いたいとは思っているけど、Eストリート・バンドが2019年にツアーをする予定はないんだ。いつもの仕事に戻る前に、次の1年間はブロードウェイ公演を終えた後の休息期間や、今取り組んでいる様々なレコーディングのプロジェクトに取り掛かる期間に充てようと思っているんだ。みんなには早く会いたいと心から思っている。それまでは、Eストリートのメンバーたちが、それぞれのプロジェクトで定期的にパフォーマンスをする予定だよ。彼らもみんなからのサポートに感謝しているし、それに相応しい人たちだよ」

ブルース・スプリングスティーンは12月14日に、キャリアを通じて最も愛されている15曲で構成されている舞台のサウンドトラック・アルバム『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』がリリースされることも決定しており、アルバムには演奏のほか語りも収録される。

『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』はほとんど毎晩同じセットリストで上演されているものの、ブルース・スプリングスティーンはこれまでに何度かセットリストを変更して臨んでいる。今年6月には上演の曲目を一度中断して、数千人もの子どもたちが親から引き離されることとなったドナルド・トランプの移民政策について「残酷」だと批判している。また、その翌月には思いがけないアンコールを披露してファンを驚かせている。

ブルース・スプリングスティーンは先日、新たなインタヴューの中でメンタルヘルスの問題について赤裸々に語っている。ブルース・スプリングスティーンは『エスクァイア』誌によるインタヴューの中で、音楽がアイデンティティを形成する中で果たした役割について語っている。

「子供の頃、10代に差し掛かった頃の話だけど……当時は自分自身が空っぽの容器のように感じていたんだ」とブルース・スプリングスティーンは語っている。「音楽を始めてからは容器が埋まり始めて、自分個人の力や、友人たちに与えている影響、自分のいる小さな世界なんかを感じられるようになったんだ」

「自分のことが分かり始めたんだよ。でも、それは空っぽの場所から生まれたものだったんだけどね」

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