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リアーナがこのほど音楽業界における人種差別の存在について語り、大きな成功の裏では、仕事上の取引において彼女の人種が頻繁に強調されているということを明かしている。

リアーナは『ニューヨーク・タイムズ』紙に対し、世間での肌の色による人種的分析や思い込みについても意見を述べた。

「人は特定のイメージで他人をひとまとめにして判断するのだということを忘れてはいけないわ。みんな、フードをかぶった黒人男性を見たら、財布をしっかり離さないようにすべきだって思ってる。これに比べたら、私の場合は小さな問題だけど、私のことを知らない人が、単なるステレオタイプで私についての何かを推測して、シナリオを作るなんてこともあるの」

リアーナは音楽業界に関して、人種差別は「決して終わらない」と断言している。

「私が人種の違いを意識させられたり、または黒人であることを強調されたりしたのは、ほとんどの場合、仕事の取引の場だったわ……。この状態が終わることは決してない。いまだにそれが実態として起きているの。私は、それが間違ってるってことを証明してやりたいのよ。ある意味、楽しみでもあるわ。自分に対してどんなことが期待されているのかは分かってる。でも、そういうステレオタイプを私が裏切るのを見せられる日が待ち遠しいわね」

リアーナは先週、ロサンゼルスのギャラリーにて開催されたパーティで、ニュー・アルバムのタイトルが『Anti』になることを発表している。ロサンゼルス・アート地区にあるママ・ギャラリーで開催されたこのイベントの主催者によると、入口の壁にはこの言葉の定義について「特定の方針や活動、意見に抵抗する人」と書かれていたという。

さらに「ロイ・ナフームとのコラボレーションによって、リアーナはアルバム・アートの歴史を変えました。その自身の本能に従い続け、世間の期待とはまったく正反対のことを行うことで、彼女の作品は果敢にインパクトを生み出し続けています」と説明している。

イベントでは様々な点字のアート作品が壁を優雅に飾り、入口ではファンに帯が配られ、それは後にロイ・ナフームの作品に指紋をつける際に、目隠しをするために使用された。

『Anti』のリリース日については、まだ発表されていない。

“Bitch Better Have My Money”のミュージック・ビデオはこちらから。

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