オアシスのメンバーを初めて引き合わせたことで知られるビガンことポール・アシュビーは、自身が考えるオアシスが再結成する条件について語っている。
リアム・ギャラガーと32年来の知り合いとして知られるポール・アシュビーは、リアム・ギャラガーが14歳だった頃に初めて出会い、駐車代行の運転手として彼を雇ってるほか、後に彼をギタリストのボーンヘッドことポール・アーサーズに引き合わせている。リアム・ギャラガーとボーンヘッドらはオアシスの前進バンドであるザ・レインを結成し、その後ノエル・ギャラガーがギタリスト兼メイン・ソングライターとして参加してオアシスが結成されている。
ポール・アシュビーはオアシスが再結成する可能性に言及して、ギャラガー兄弟の母親であるペギー・ギャラガーが2人の確執解消の鍵になると考えていると明かしている。
「再結成はあると自分は考えているんだ」とポール・アシュビーは『マンチェスター・イヴニング・ニュース』紙に語っている。「去年、実現するかと思ったんだけどね。今はみんな、2人がうまくいくことはないって言っているけど、2人がうまくいったことなんて今までもないわけだからね」
「2人が一緒にやっていくのにはそんなに大したことなんて必要ないんだよ。クリスマスのディナーかもしれないし、『2人とも、お母さんやみんなのためにお願い』っていう母親のペギーが言うことかもしれないしね」
彼は次のように続けている。「あの2人は身の程を知って、初心に戻るべきなんだよ。ファンこそがすべてなんだからさ。誰かに頭をこづいてもらう必要があるよな」
一方、ポール・アシュビーはオアシスとの思い出や故郷の歴史について著した『ギヴィング・イット・ザ・ビガン,オアシス,マンチェスター,フットボール,アンド・ミー(原題)』を来月に刊行する予定となっている。
「ノエルもリアムもこの本のことは知っているんだ」と彼は語っている。「リアムに伝えた時は、『俺をこき下ろすのはやめてくれよ』って言われたんだけどさ。そういう本ではないんだ。ポジティヴなものについての本なんだよ。オアシスは自分のことでもあるんだ。俺自身を形成する一部なんだよ」
『ギヴィング・イット・ザ・ビガン,オアシス,マンチェスター,フットボール,アンド・ミー』は11月15日に刊行される。
ノエル・ギャラガーは以前、2枚のニュー・アルバムに取り掛かる可能性を示唆しているほか、『NME』とのインタヴューで新作について「ポリスとザ・キュアーが一緒にバンドを組んだようなもの」になると語っている。また、彼は現在取り組んでいる新作の進捗状況に言及して、アルバムのサウンドは「70年代のディスコ風」であり、来年のリリースを目指していることを明かしている。
また、ノエル・ギャラガーは先日、ハイ・フライング・バーズとのツアーをオアシス時代を引き合いに出して語っているほか、弟のリアム・ギャラガーはプリティーグリーンで稼いでいるのでオアシスを再結成する必要などないはずだと疑問を呈している。
一方、現在2作目となるソロ・アルバムを制作しているリアム・ギャラガーは先日、12月にロンドンのユニオン・チャペルで小規模なアコースティック・ライヴを行うことを発表している。
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