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リンゴ・スターザ・ビートルズのアメリカ上陸について振り返っている。

現地時間10月25日、テレビにおける音楽の功績を表彰するザ・ペイリー・オーナーズをマイケル・ジャクソンと共に受賞したリンゴ・スターは受賞スピーチで次のように語っている。

「エド・サリヴァン・ショウ、そう、僕らがやったんだ」とリンゴ・スターは聴衆の笑いを誘っている。「僕らはアメリカにやってきたわけだけど、人生というのは何が起こるか分からないわけでね。僕は工場で働いていて、そこを辞めてドラムをやることにした。3ヶ月ライヴをやって、その後1人になって、そして3人の連中を紹介されたんだ。僕がここにいるのも、4人だったからこそのおかげでね。少しこみ上げてくるのは、もうそのうちの2人がいないことなんだ」

「僕らはリヴァプールで始めて、リヴァプールで大きくなって、世界をめぐり、世界を制覇することになった。デンマーク、スウェーデン、スペインとね。ある日、スウェーデンからロンドンのヒースロー空港に戻ってきたら、ニューヨークからエド・サリヴァンという見知らぬ男が来ていてね。彼は僕らが演奏するのを観たことはなかったんだけど、空港のルーフからみんなが叫んでいるのを見て、そのままブッキングしたんだ」

「ニューヨークに着いたわけだけど、僕の好きな音楽の99%はアメリカのものだったからね。ニューヨークに着いた時点で満足だったよ。そこから10年、空港にいてもよかったね。とにかくアメリカに来て、エド・サリヴァン・ショウというテレビ番組に出たんだ。そして、ブライアン・エプスタインとキャピトル・レコーズに着いたら、“I Want to Hold Your Hand”が1位になった。マレー・ザ・Kとか、カズン・ブルーシーといった曲をかけてくれたDJのおかげでね。全部がうまくいったんだ。アメリカに上陸した。それだけで満足だったし、素晴らしいテレビ番組をやって、それだけで満足だったし、1位をとって満足だった。そこから6年それが続くことになったんだ」

ザ・ビートルズは1968年発表の『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』50周年記念エディションが11月9日にリリースされることが決定している。

フィジカルでは4形態でのリリースとなっていて、6CD+1ブルーレイのスーパー・デラックス・エディション、3CDデラックス・エディション、4LPデラックス・エディション、2LPエディションがリリースされる。今回のスペシャル・エディションにはジョージ・ハリスンの自宅で収録されたアコースティック・デモ音源であるイーシャー・デモや、『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』のスタジオ・セッションからの音源が収録され、新ステレオ・ミックスと5.1 サラウンド・ミックスはプロデューサーのジャイルズ・マーティンとミックス・エンジニアのサム・オケルが担当している。

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