キッスのジーン・シモンズはバンドの名曲である“I Was Made For Lovin’ You”をパフォーマンスするのが好きではない理由について語っている。
キッスでシンガーとベーシストを務めるジーン・シモンズは『OK!』誌のインタヴューに応じて、人気があるにもかかわらず好きではない自身の楽曲はあるかという質問に答えている。
ジーン・シモンズはインタヴューの中で、1979年のアルバム『地獄からの脱出』に収録されている“I Was Made For Lovin’ You”をギタリストでシンガーのポール・スタンレーが持ち込んだ際、彼の書いた冒頭の歌詞をとても気に入っていたことを明かしている。
しかしながら、ジーン・シモンズは自身の担当するパートを聞いて失望することになったという。
ジーン・シモンズによれば、ポール・スタンレーからキャッチーなメロディーのコーラスを担当するように言われ、次のように答えたのだという。「止めてくれよ。おばあちゃんみたいに歌えっていうのか?」
「今はあの曲をやるのが嫌いなんだ」とジーン・シモンズは続けている。「スタジアムを埋め尽くした人たちが、聖書のバッタみたいに飛び跳ねているわけでね。彼らはただひたすら飛び跳ねていて、俺は『ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥって……もう殺してくれ』って思いながらやっているよ」
「いまだにあの曲は嫌いだよ」
ジーン・シモンズのインタヴューはこちらから。
キッスは先日、45年に及ぶキャリアを締めくくる「エンド・オブ・ザ・ロード」 と題されたフェアウェル・ツアーに乗り出すことを発表している。
最後となるアルバムのリリースが望まれているキッスだが、ポール・スタンレーは先日、アルバムをリリースする可能性を否定している。
「いや、それはないと思うよ」とポール・スタンレーは語っている。「今は時代が違うからね。もし俺が“Let It Be”を書いたとしても、人々からは『いい曲だね。次は“Detroit Rock City”をやってくれよ』って言われるだろうからね」
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