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ドラマ「リバーデイル」への出演で知られる俳優のロス・バトラーは、フランシス・ビーン・コバーンの元夫であるイザイア・シルヴァからカート・コバーンが所有していたギターを取り戻すために、彼を殺害する計画に加わっていたという疑惑を否定している。

イザイア・シルヴァは先日、ロス・バトラー、フランシス・ビーン・コバーンの母親であるコートニー・ラヴ、ブリトニー・スピアーズの元マネージャーであるサム・ラトフィを相手取った訴訟を起こしている。

エンタテインメント情報サイト「ザ・ブラスト」が入手した法廷文書によれば、ドラマ「13の理由」にも出演しているロス・バトラーは、この訴訟が棄却されるよう求めているという。

イザイア・シルヴァは先日、ロス・バトラー、コートニー・ラヴ、サム・ラトフィの3人について、彼らが自身からカート・コバーンが『MTVアンプラグド』で使用した1959年製のマーティン D-18Eのギターを取り戻すために、自身の殺害を企てたとして訴えていた。

イザイア・シルヴァは、サム・ラトフィが自身のアパートに入るために警察のフリをしたとしているほか、自宅に押し入って性的暴行を加えた上で自身を殺害しようとしたと主張している。

しかし、ロス・バトラーは2016年7月に車でサム・ラトフィと共にイザイア・シルヴァの自宅を訪れる際、サム・ラトフィから「(イザイア・シルヴァとフランシス・ビーン・コバーンの)2人から不安にさせるようなテキスト・メッセージが届いて以来、彼らと音信不通になっている」と告げられていたと主張している。

イザイア・シルヴァの自宅に到着したロス・バトラーは、窓が塞がれていることに気が付いたといい、その後呼び鈴を鳴らすと、イザイア・シルヴァが玄関まで出てきたという。

「それから家に入ったんですが、シルヴァからは穏やかかつ友好的な感じで挨拶を受けました」とロス・バトラーは述べている。「シルヴァは弱っている様子で、痩せ衰え、ひどい匂いが漂っていました。家の中も同様に散らかった状態で、悪臭がしました」

「私は決して陰謀を企ててなどいませんし、シルヴァを殺害することに同意したこともありません」とロス・バトラーは主張している。「他のいかなる人物とも、シルヴァの殺害や誘拐を企てたことはありません……ましてや、シルヴァが(フランシス・ビーン・)コバーンさんから譲り受けたと主張しているギターを奪おうとも考えたことがありません」

一方、イザイア・シルヴァはカート・コバーンのギターについて、現在26歳のフランシス・ビーン・コバーンから当時交際中だった2014年に記念日のプレゼントして受け取ったものだと主張している。

イザイア・シルヴァは争点となっている一夜について、集団で暴行を受け、携帯電話を奪われたほか、外で待っていた車両に押し込まれたと主張している。その後、イザイア・シルヴァのもとを訪れていた友人によって警察に通報され、その友人は外へ出て、車で犯人たちの逃走を妨害していたと主張している。

イザイア・シルヴァは長期にわたった離婚調停を経て、2017年にカート・コバーンのギターの所有権を手にしている。

フランシス・ビーン・コバーンは5年の交際期間を経て2014年6月にジ・イーリーズのフロントマンであるイザイア・シルヴァと結婚したが、21ヶ月の結婚生活を経て2016年3月に離婚の申し立てを行っている。二人の離婚は昨年の11月に成立しているが、調停の主な争点となっていたカート・コバーンが『MTVアンプラグド』で使用したアコースティック・ギターの所有権は、長期間の争いの末にイザイア・シルヴァの手に渡っている。

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