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ミューズのフロントマンであるマシュー・ベラミーはエジプトのピラミッドでコンサートをしてみたいと語っている。

マシュー・ベラミーは『タイムズ』紙とのインタヴューの中でバンドがピラミッドでのコンサートを行う野望を諦めていないことを示唆している。

マシュー・ベラミーはロック・サウンドとは相反するようなアコースティック・アルバムをリリースする可能性はあるかと訊かれると、首を振って次のように答えている。「でも、エジプトのピラミッドで演奏したいとは思うけどね。それは興味があるよね」

ミューズは11月9日に通算8作目となるスタジオ・アルバム『シミュレーション・セオリー』をリリースする予定となっている。新作からは現在までに、“Dig Down”や“Thought Contagion”、“The Dark Side”を含む5曲のシングルが公開されている。

同じインタヴューの中で、マシュー・ベラミーは政治についても言及しており、なぜメディアと距離を置くことにしたかについて語っている。

「ニュースをつければ、常に誰かが議論しているわけでさ。興ざめするよね。それがイヤで、人々は参加するのを控えてしまうんだ。新作では政治的な主張の一つとして、議論に参加するよりも、議論から離れることのほうが魅力的になりつつあるという事実を示しているんだ」とマシュー・ベラミーは語っている。

マシュー・ベラミーは続けて『シミュレーション・セオリー』の制作中に世の中の情勢から離れるためにVRヘッドセットを購入したことやバーニング・マン・ フェスティバルを訪れたことを明かしている。

「政治的状況と向き合ってみた時に、これ以上世の中のことを知りたくないという自分に気づいたことについて歌っているんだ」と彼は続けている。「逃げたいという思いについてだよね。子どもの頃していたように、自分の脳内で喜びや核心を見出したいという欲望についてなんだ。そのほうが物事が簡単だし、ずっといいからね」

それでも投票には行くつもりかと訊かれると彼は次のように答えている。「そのつもりだよ。ただ、僕が投票するのは負けるほうだけどね……その証拠に、僕はよく環境問題に傾倒しているほうに投票しているんだ」

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