サウンドガーデンの残されたメンバーがバンドの今後について語っている。
キム・セイル、ベン・シェパードとマット・キャメロンは現地時間10月7日に米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューを受けており、これはクリス・コーネルの死後初めてのインタヴューとなっている。
インタヴューでメンバーはサウンドガーデンとして将来的にパフォーマンスをする可能性があることを示唆している。マット・キャメロンは次のように語っている。「今はまだゆっくりとしているところでね。あらゆることに対応するための余裕を取っているんだよ……何かを続けていきたいという気持ちは確かにあるし、一緒にできることを探してみたいとも思ってるしね」
ベン・シェパードは次のように続けている。「個人的なレベルで言うと……一緒につるむ機会が今のところないんだよ。まだ俺たち3人だけだからね……自然な形での癒やしを経て、それから自然な形での次の段階を考えたいんだ」
米『ビルボード』誌による別のインタヴューでキム・セイルは残ったメンバーで一緒に音楽活動をする可能性について語っていた。
キム・セイルは次のように語っている。「僕らはよくロックの歴史を参考にしていてね。同じ状況になった他のバンドがどうしてきたかをよく見てみるんだよ。今後のプランとかそういうことではなく、ただこのような状況にどう対処してきたか、今後の音楽的な試みをやっていくにあたってどんなバンドが尊厳のある形でうまくやっていたか、それを考えてみるんだ。的外れで無神経なバンドもあるわけだからね」
一方、クリス・コーネルの銅像が彼の故郷であるシアトルで現地時間10月7日に公開されている。サウンドガーデンやオーディオスレイヴでフロントマンを務めたクリス・コーネルは2017年5月18日に自殺で亡くなっている。享年52歳だった。
ヴィッキー・コーネルは『シアトル・タイムズ』紙に次のように語っている。「最初にその影響力を見せることになった彼の故郷で、彼を讃え、祝福し、音楽の歴史やアート、慈善活動に対する彼の貢献を形にしておきたかったのです。シアトルは唯一無二の都市で、彼に影響を与え、それがポップ・ミュージックの世界に永遠に影響を与えることになったムーヴメントを生み出すことに駆り立てることになったと感じています」
先月、クリス・コーネルはキャリア全体に及ぶボックスセット『クリス・コーネル』が11月16日にリリースされることが決定している。このボックスセットには、テンプル・オブ・ザ・ドック、サウンドガーデン、オーディオスレイヴなどの楽曲が全部で62曲収録される。
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