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ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュは金銭的な目的のためだけにバンドを再結成したという意見に反論している。

スラッシュはライターのクレイ・マーシャルのインタヴューに応じて、ガンズ・アンド・ローゼズとしての現行のツアーについて語っている。

「客観的に見てみると、ガンズ・アンド・ローゼズのツアーは、結局はドルやセントのためだったとか、名誉のためだったとか、そういう外部の人たちが思っているようなものでは決してなかったんだ」とスラッシュはクレイ・マーシャルに語っている。

「実際にツアーで経験したことや、来てくれた素晴らしい観客たち、バンドへの反応だったり、バンドそのものもそうだし、ツアーのあらゆることが素晴らしかったんだよ」と彼は続けている。「すごくクールなものだったと思うし、ある意味では、このラインナップの正当性を立証するようなものだったんだ。まさにそういうことなんだよ――だからこそ楽しかったんだと思うし、俺たちもこんなに長く続けているわけでね。決して、『よし、これで大金を稼ごうぜ』なんてものじゃなかったんだよ」

「そういう数字にまつわることにそそられたわけじゃないんだ」とスラッシュは語っている。「ツアーが実現したっていうことが素晴らしいのであって、それこそがポジティヴなことだったんだ。俺たち個人としても、グループとしても、実現する可能性があるだなんてちっとも思っていなかったようなことだからね。それに、長年にわたってわだかまりがあったのに、トルバドールやコーチェラでやった時には、素晴らしい雰囲気に包まれていたわけだからね」

「そういう雰囲気がツアーを通して続くことになったんだ。何のもつれもなく、過去に直面してきたようなどんな障害が立ちはだかろうとね。何事も俺たちを脱線させることはできなかったんだ。ツアーそのものが素晴らしかったのもそうだけど、それに加えて、俺たちへの反響もね……そこまでの反響をくれる必要なんてなかったのにさ。そういった反応のすべてが、本当に恐れ多いよ。俺にとっては、それこそがツアーが生んでくれた魔法かな。実際、金銭的にも批評的にも成功したわけで、すごくクールだと思うし、感謝はしているよ。だけど、ツアーを素晴らしいものにしてくれたのは、そういう側面ではなかったんだ」

スラッシュの元妻であるペルラ・フェラーは以前、スラッシュとの離婚調停中に、彼がガンズ・アンド・ローゼズとのツアーで2017年に4,500万ドル(約51億円)を稼いだと主張している。

エンタテインメント情報サイト「ザ・ブラスト」が今年の8月に報じた情報によれば、ペルラ・フェラーの弁護士はスラッシュがガンズ・アンド・ローゼズとのツアーで2017年に4,500万ドルを稼いでいると主張しており、スラッシュのチームが財政的な証拠を提出しないのは、「あなた方のクライアント(スラッシュ)が、将来的な扶養義務にも影響するであろう今後の収入を操作しようとしているからだ」としている。

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