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元スマッシング・パンプキンズのベーシストであるメリッサ・オフ・ダ・マーは、再結成した現在のラインナップには参加していない一方で、新たなラインナップとなった彼らに賛辞を送っている。

スマッシング・パンプキンズは先週、ビリー・コーガン、ジェイムス・イハ、ジミー・チェンバレンが揃う形では2000年以来18年ぶりとなるニュー・アルバム『シャイニー・アンド・オー・ソー・ブライトvol.1:ノー・パスト. ノー・フューチャー. ノー・サン』をリリースすることを発表している。現在のラインナップには長年のコラボレーターでギタリストのジェフ・シュローダー、ピーター・フックの息子であるツアー・ベーシストのジャック・ベイツが参加している一方で、オリジナル・ベーシストのダーシー・レッキーは参加しておらず、彼女とバンドの間では確執が続いている。

また、ダーシー・レッキーの脱退後に加入し、1999年から2000年にかけて『マシーナ』ツアーに参加した元ベーシストのメリッサ・オフ・ダ・マーも今回の再結成には参加していない。メリッサ・オフ・ダ・マーは、2000年にシカゴで開催された当時のラインナップでの「最後の公演」にも参加している。

メリッサ・オフ・ダ・マーは「ステレオガム」によるインタヴューで「多くのスターが参加した」スマッシング・パンプキンズの30周年記念公演について語っている。メリッサ・オフ・ダ・マーは、彼らの再結成を知らなかったことや、現在はビリー・コーガンと連絡を取っていないことを明かしている一方で、彼らの再結成は喜ばしいことだと語っている。

「彼らが30周年を迎えるだなんて知らなかったの。ひょんなことから、彼らのマディソン・スクウェア・ガーデンを観ることになったのよ」と彼女は語っている。「『なんてこと、どうやってこれが実現したの? それに、ジェイムスも参加しているの?』っていう感じだったわ。オンラインでニュースは読まないから、特にそう思ったの。いつもは地元の新聞を読んでいるのよ。最近まで彼らの再結成を知らなかったの。つまり、彼らに関して言えば、一周して元に戻ったっていうことなんだけどね。私の人生を変えてくれたバンドよ。あれは1991年のことだったわ。そういうわけで30周年らしいけど、30周年だなんて彼らは本当に言ってるの? っていう感じだったわ」

メリッサ・オフ・ダ・マーは、初期の頃のバンドとの出会いについて次のように語っている。「彼らとは1991年に出会ったの。それから1994年の『サイアミーズ・ドリーム』のツアーでは、モントリオールの私のバンドが彼らのオープニング・アクトを務めたわ。あのバンドとビリー・コーガンは、ミュージシャンとしての私のキャリアに最も影響を与えるターニング・ポイントとなった、5本の指に入るような人たちなの。彼らの遺産はYouTubeの側溝になんて転がっていないわ。彼はまだ止めてなんていないから。彼はこれからもこの奇妙な新しいバージョンで続けていくのよ」

彼女は次のように続けている。「彼らとは連絡を取り合っていないの。けど、それが必ずしも悪いことではないのよ……もしかしたらビリーもインターネットを使っていないかもしれないし。分からないけどね。彼らがヒット曲を熱狂的なファンの人たちに届けていることは嬉しいわ。彼らはモントリオールでも公演を行っているけど、私はその時、バルト海の島で200人を前にサイレント映画のフェスティバルで映画音楽を演奏していたの。同じ週だったのよ。そうじゃなかったら、彼らのモントリオール公演に行っていたはずよ。観ていたら、きっと私も気に入っていたと思うわ」

メリッサ・オフ・ダ・マーは続けて、自身がキャリアの初期でブレイクできたことをビリー・コーガンやスマッシング・パンプキンズに感謝していると語っている。

「本当に、あのバンドや『ギッシュ』のアルバムが私の人生を変えてくれたの。彼らのライヴを観て、それからビリー・コーガンに会ったの。私を信じてくれた彼は、私のバンドに前座を務めさせてくれて、ホールにも私を推薦してくれた。彼は私の人生における重要なメンターなの。その事実がなくなることはないわ。たとえ、私たちが今後口を利かなかったとしてもね」

「自分の愛するものが、日々の生活になくても構わないと私は思っているの。それでも愛することはできるし、思い出すことはできるから。時には、そのほうがいいこともあるのよ。元カレのこととかね。元カレたちのことは大好きだけど、彼らや彼らの奥さんと遊ぶ必要はないでしょ」

彼女は次のように語っている。「だから、そう、すごく大切な思い出よ。モントリオールのライヴに行って、久しぶりに“I Am One”を聴けていたらって思うわ。さぞ素晴らしかったでしょうね」

同じインタヴューの中で、メリッサ・オフ・ダ・マーはホールの元バンドメイトであるコートニー・ラヴについて「予測不可能な人物だと誤解されている」と語っているほか、彼女が元夫であるカート・コバーンを殺害したという陰謀説を非難している。

一方、スマッシング・パンプキンズは先日、『メロンコリーそして終りのない悲しみ』や『マシーナ』を全編演奏するライヴを行う可能性に言及している。

スマッシング・パンプキンズは、現地時間10月16日にロンドンのSSEウェンブリー・アリーナで公演を行うことを発表しているほか、10月18日にはイタリアのボローニャで公演を行う予定となっている。

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