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ポール・マッカートニーは、今も自身の新曲に対するジョン・レノンの反応を考えてしまう時があることを明かしている。

ポール・マッカートニーは、『NME』によるインタヴューでニュー・アルバムの『エジプト・ステーション』について語っており、曲作りに悩んだ時は今でもジョン・レノンに聴かせたらどんな反応をするかを想像することがあると明かしている。

ポール・マッカートニーは次のように語っている。「そうだね、たまにはそういう時もあるよ。とりわけ、出来がいいのか悪いのか分からなくて迷っているような一節がある時は特にそうさ。時々、こう思うことがあってね。『よし、オーケー。これがビートルズのセッションだとしよう。ジョンとのセッションを思い浮かべて、彼に『これどう思う?』と訊いてみるんだ。そうすれば、彼は『素晴らしいよ。このままいこう』って言うか、『いや、よくないよ。書き直そう』のどっちかを伝えてくれるからね』ってさ」

「そういう風に、昔のことを参考にすることは誰しもあるからね。でも、僕は常にそうしているわけではないんだ。うまくいくか不安になったときに時折振り返ってみて、“Hey Jude”を初めてジョンに聴かせてみた時のことなんかを思い出すんだよ。僕は当時、彼に“The movement you need is on your shoulder”という歌詞を変えようと思っていることを伝えたんだけど、彼にこう言われたんだ。『そんなことしないだろ。君だって分かっているはずだ』ってね。『これはちゃんと価値があるのだろうか? それとも不良品なのだろうか?』っていう時に思い出したい出来事の一つだよ」とポール・マッカートニーは語っている。

ポール・マッカートニーは同じインタヴュー中で、世間から薬物のイメージを持たれているジョン・レノンの性格についても詳しく言及している。

彼は次のように語っている。「そうだね、君も分かっていると思うけどさ。ジョンと仕事ができたのは素晴らしいことだったんだ。(薬物のイメージは)みんなに覚えられてしまうようなことの一つだよね。映画に出てくる(『ターミネーター2』でアーノルド・シュワルツェネッガーの台詞である)『アスタ・ラ・ビスター、ベイビー』みたいなものでさ。確かにジョンは厳しい批判の的になっていたけど、それは彼自身の2%でしかないし、人々が彼について覚えていることのせいぜい2%なんだよ。彼はほとんどの時間で寛容な人だったし、愛に溢れていて、一緒に働きやすい人だったんだ」

「そうは言っても、僕らはそれぞれの作品で互いを皮肉るようなやり取りをしたこともあったんだけどね。僕が“It’s It’s getting better all the time’(“Getting Better”)”を書いて、彼が“Couldn’t get much worse”の歌詞を付け加えて対抗したりだとかさ。あの曲はそのおかげでいい曲になったんだと思う。けど、実際のジョンは本当に心のあたたかい人なんだ。彼の評判は、そういうイメージのせいで正反対のほうへ向かってしまったんだ」

一方、ジョン・レノンは先日、ポール・マッカートニーに頭蓋骨に穴を開けるよう説得していたことが明らかになっている。

ポール・マッカートニーは9月7日にソロ18作目となるニュー・アルバム『エジプト・ステーション』をリリースしている。『NME』は4つ星をつけたレヴューの中で同作を次のように評している。「まず言えるのは、『エジプト・ステーション』はポール・マッカートニーのファンのみならず、(ここが重要なのだが)彼のソロ作品の一部を否定していたようなザ・ビートルズのファンをも喜ばせることになるということだ」

ポール・マッカートニーは新作をリリースした直後の10〜11月にかけて「フレッシュン・アップ」と題した新たなツアーで来日公演を行うことも決定している。

来日公演の詳細は以下の通り。

10月31日(水)東京ドーム
OPEN 16:30/START 18:30(予定)
S席:18,500円、A席 :16,500円、 B席:14,500円

11月1日(木)東京ドーム
OPEN 16:30/START 18:30(予定)
S席:18,500円、A席 :16,500円、 B席:14,500円

11月8日(木)ナゴヤドーム
OPEN 16:30/START 18:30(予定)
S席:18,500円、A席 :16,500円、 B席:14,500円

更なる公演の詳細は以下のサイトで御確認ください。

http://freshenup-japantour.jp

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