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一発屋というのはいつの時代でも厄介な存在だ。しかし、なかにはアーティストとして舞台裏で十二分の努力をしている一発屋もいる。韓国のサイでさえその一人である。しかし、一発屋というのは、結局は世間から忘れ去られてしまう存在でもある。今回は、かつてチャート・トップを飾った、それらの珠玉のアーティストたちの最新情報を紹介していく。

10. サイ “Gangnam Style”(2012)


あれは文化的な事件だった。1位を獲得したのは1週間だけだったにもかかわらず、100万枚以上を売り上げた。サイは今どうしているのか? 彼は現在、6枚目のアルバム『ニュー・ディレクション』を製作中だそうだ。


9. スピラー “Groovejet(If This Ain’t Love)”(2000)


高揚感のあるダンス・ミュージックである。彼らは今、何をしているのか。スピラーは4枚の(チャート入りしていない)シングルをリリースしている。ヴォーカルのソフィー・エリス・ベクスターは現在、6枚目のソロ・アルバムを製作中だ。


8 ミスター・オワゾ “Flat Beat”(1999)


パペットのスター、フラット・エリックを生み出したハウス・ミュージックの傑作である。ミスター・オワゾ、別名カンタン・デュピューは昨年、5枚目のアルバム『ザ・チャーチ』をリリースしている。


7. M/A/R/R/S “Pump Up The Volume”(1987)


マ/ジ/で/サ/イ/コ/ウ/! 彼らは今どこにいるかって? あくまで彼らは当時4ADに所属していたA.R.ケイン(彼らは今年再結成している)とカラーボックスによる一度限りのコラボレーションだった。


6 ザ・マッシュ 映画『M★A★S★H マッシュ』のテーマ曲“Suicide Is Painless” (1980)


結婚式で流してはいけないのがこの曲だ。彼らは今どうしているのだろうか? 楽曲を手掛けた作曲家のジョニー・マンデルは現在89歳で、オーケストラのジャズ・アルバムを数枚リリースしている。


5. バグルス “Video Killed The Radio Star”(1979)


トレヴァー・ホーンをフロントマンとするポップ・デュオのわけだが、彼らは今どうしているのだろうか? トレヴァー・ホーンはプロデューサーとして、グレイス・ジョーンズからロビー・ウィリアムスまで様々なアーティストを手掛けている。


4. アニタ・ワード “Ring My Bell”(1979)


“Ring My Bell”のヒットで、このディスコ・ディーヴァはアメリカやイギリス中のダンスフロアで脚光を浴びることになった。彼女は今どうしているのだろうか? 2011年には“It’s My Night”というシングルをリリースしている。この曲がチャート・インすることはなかった。


3. アルシア&ドナ “Uptown Top Ranking” (1978)


ジャマイカ出身のティーンエイジャー2人が歌う本物のレゲエ・ポップ・ミュージックだ。彼女たちは今どうしているのだろうか? 2001年にはこのアルバムが再発売されているのだが、2人はどこかへ消えてしまった。


2. ニズロピ “JCB Song”(2005)


パパと一緒にトラクターに乗っている少年の様子を描いた、愛らしいフォーク・ポップソングだ。彼らは今どうしているのだろうか? このデュオのギター・テクニシャンだったエド・シーランは、ニズロピから影響を受けたと述べており、ニズロピはこの秋もUKツアーを行う予定となっている。


1. クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン “Fire”(1968)


ライヴでは頭に火をつけてしまう男が歌う、マッド・サイコ・ロック。彼らは今どうしているのだろうか? 2000年に再結成しており、アルバム『タントリック・ラヴァー』を発売しており、今年のベスティバルに出演している。

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