アークティック・モンキーズのドラマーであるマット・ヘルダースは初めてドラム・キットを買った時のことを振り返り、アークティック・モンキーズとしての最初のライヴについても語っている。
現在32歳のマット・ヘルダースだが、祖母が彼のために用意していた積立から1000ポンド(約14万5000円)をもらって、2002年の夏に初めてドラム・キットを買ったときのことを説明している。
「ドラムを演奏し始めたのは夏だったんだ。それまでまったく演奏したことはなかったんだけどね」と彼は『ラウド・アンド・クワイエット』誌に語っている。
「生まれた時に祖母が残してくれたお金がいくらかあってね。積立から1000ポンドだったんだけど。それで、兄貴が住んでたから、4週間ケイマン諸島に行って、戻ってきた時にドラムを買ったんだ。それで、お金はなくなっちゃったんだけど、いい投資だったってことになるんだよね」
ドラム・キットを購入後、それはアレックス・ターナーのガレージに置かれることになったという。これでギターのメンバーが既に埋まっていたバンドにマット・ヘルダースは加入することになっている。
「それしか選択がなかったんだ。他のメンバーは既に自分のギターを持っていたからね」と彼は語っている。「バンドに入りたかったら、ドラムしかなかったんだよ。それで、いつもドラム・キットはアレックスの家のガレージにおいていてね、そこで練習したんだ。つまり俺たち全員で練習する時しか、俺は練習できなかったんだよね。だから、スローなスタートだった。俺はただ脱落したくなかったんだ」
最終的にバンドは2003年6月にシェフィールドのパブ、ザ・グレープスで初ライヴをやることになったという。
「俺たちには自分たちの曲は4曲しかなくてね。あとは4曲のカヴァーだった。それで続けているわけだけどさ、あそこまで悪かったことはなかったね」
「カヴァーはザ・ダットサンズの“Harmonic Generator”、ホワイト・ストライプスの“Hotel Yorba”、(ザ・ビートルズの)“I’m Only Sleeping”のアコースティック・バージョン、そしてジ・アンダートーンズの“Teenage Kicks”だったんだ」
その後の歩みについては知っての通りで、マット・ヘルダースは今日までアークティック・モンキーズのドラマーを務めている。
アークティック・モンキーズは現地時間9月9日に行われたロンドン公演の初日で、マイルズ・ケインと“505”で再び共演を果たしている。
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