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ラナ・デル・レイはパレスチナを支援する活動家らから反発をされたことを受けて、イスラエルで公演を行うという自身の決断について声明を発表している。

ラナ・デル・レイは、ニック・ケイヴ&ザ・バッド・ シーズ、ロードやレディオヘッドといったアーティストのイスラエル公演に反対するよう以前にも活動を行っていた団体によって、来月のメテオール・フェスティバルでのパフォーマンスをキャンセルするよう勧告されていた。

しかし、ラナ・デル・レイはこの公演が「政治的な意思表明」でもイスラエル政府への支持でもないと断言している。

「私たちは、たとえ自分自身の国であったとしても、演奏する地域での政治に必ずしも賛同しているわけではありません。遠い外国まで旅をすれば、時には安全だと思えないこともあります。けれど、私たちはミュージシャンであり、ツアーで旅をすることに私たちの生活を捧げています」とラナ・デル・レイはツイッターでへの長文の投稿で説明している。

彼女は次のように述べている。「思い出してもらいたいのは、ここカリフォルニアで歌うのが現在の政府の見解に賛同していることを意味するわけではないように、テルアビブでパフォーマンスすることは政治的な意思表明でも、現地の政治に参加するわけでもないということです」

「はっきりさせておくと、私は最善を尽くしていますし、私の意図は私の知る多くの人々のものよりも善良なものです」とラナ・デル・レイは投稿を結んでいる。

この声明について、ラナ・デル・レイに立場を変えるように勧告していた「ザ・パレスティニアン・キャンペーン・フォー・ザ・アカデミック・アンド・カルチュラル・ボイコット・オブ・イスラエル(PACBI)」は反論している。

「私たちはあなたに再考するように促していました」とPACBIは述べている。

「私たちはあなたがアパルトヘイト下の南アフリカでも演奏したのではないかと疑ってしまいます。なお、アーティストたちはアパルトヘイト下のイスラエルでの演奏を拒んでいます。私たちの非暴力によるピケラインを重んじ、メテオール・フェスティバルでのパフォーマンスをキャンセルしてほしいのです」

なお、ラナ・デル・レイはイスラエルでの初公演として予定されていた2014年の公演をキャンセルしている。

昨年、ニック・ケイヴとレディオヘッドはイスラエル公演を行っており、レディオヘッドは元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズとの長きにわたる口論を展開していた。

一方、ロードは圧力に屈する形で、昨年12月に予定されていた公演をキャンセルしている。

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