GETTY

Photo: GETTY

アークティック・モンキーズのフロントマンであるアレックス・ターナーは、最新作の『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』を映画化する可能性や、同作に派手なサビがないことについて語っている。

アークティック・モンキーズは今年の5月11日に通算6作目の最新作となる『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』をリリースしている。本作は全英アルバム・チャートで1位を獲得しているほか、マーキュリー・プライズにもノミネートされている。

アレックス・ターナーは今回「コンシークエンス・オブ・サウンド」のポッドキャスト「 カイル・メレディス・ウィズ……」に出演して、最新作に基づいた映画の脚本を書こうと思ったことはあるかという質問に答えている。「まったくないね。というのも、あくまでもアルバムだっていうことで成立していると思うからね」とアレックス・ターナーは語っている。「よく考えることなんだけど、俺が書いている歌詞だったりそういうものの多くは、それを入れることのできるメロディーがなかったら機能しないんじゃないかって思うんだ」

アレックス・ターナーのインタヴューはこちらから。

彼は次のように続けている。「思うに、歌詞というのはメロディーに入れた時に自分の求めていた感情が呼び起こされる気がするんだよね。『漠然としたもの』と呼ぶのがふさわしいのかは分からないし、その感情を正確に説明することはできないんだけどさ。呼び起こされた時にそれに気がつくんだよ」

「ストーリー性もあまりないし、物語を取り出して今の形とは別の物を作り出す方法なんて思いつかないよ」

一部のファンは、『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』についてこれまでの彼らの作品に比べて派手なサビが少ないと指摘しているが、これについて意図的なものかと訊かれたアレックス・ターナーは次のように答えている。「そうだね、いくつかの点においては間違いなく意図的だったと思う。今回のアルバムは、フックがあったとしても過去の楽曲のようなコーラスの形では現れていないからね。とはいっても、曲にフックはなお存在していると俺は感じてるけどね」

「曲の構成に関して言えば、もしかしたら過去にも言ったことがあるかもしれないけど、俺たちは通例からは外れたものを探究したいと思っているんだ」と彼は語っている。「実際のところは、このアルバムの楽曲のほとんどが過去のアルバムの楽曲以上に『ヴァース〜コーラス〜ヴァース〜コーラス〜ミドルエイト』っていう感じになっていると思うんだけどさ。とはいえ、コーラスの部分は必ずしもスタジアム用に作られていないから、そうは見えないのかもしれないね」

一方、アレックス・ターナーは先日、アークティック・モンキーズから共作を持ちかけられたら「間違いなく」応じると語っていたテーム・インパラのケヴィン・パーカーとのコラボレーションの可能性について、「Beats 1」のマット・ウィルキンソンの番組で次のように語っている。「ぜひケヴィンには提案してみたいね……ケヴィン、やってみようよ」

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ