ブルース・スプリングスティーンは1978年6月7日にロサンゼルスのロキシーで行われた4時間にも及ぶパフォーマンスを完全収録した音源をリリースしている。
この公演の音源は、ブルース・スプリングスティーンの1977年から2017年までのライブを幅広く収録した、現在も継続中のアーカイヴ・シリーズの一環としてリリースされている
この1978年の公演は元々ロサンゼルスのFMラジオ局「KMET-FM」によって放送されており、ファンの間でも特に人気の音源となっていた。これまで正式にリリースされることはなかったが、今回以下のサイトで購入することができる。
先月、ブルース・スプリングスティーンはドナルド・トランプ政権による「非人道的な」移民の家族を引き離す政策を告発するためにブロードウェイ公演のセットリストを初めて変更している。
ドナルド・トランプ政権のもと、国境警備隊によってメキシコとの国境では2000人以上の子供が両親と引き離されており、別々の収容所で暮らしていることが報じられていた。この政策は多くの反感を呼ぶことになったが、さらにアメリカは国連人権理事会を「偏見の巣窟」として脱退している。
ブルース・スプリングスティーンは、家族を引き離さならければならなくしているのは「政府高官」による冒涜的行為だとして、この行為に反対する予定外のトークを行っている。
「146公演、僕は毎晩まったく同じセットリストで演奏してきたんだけどさ。今夜は違うものが必要なんだ」とブルース・スプリングスティーンは”The Ghost Of Tom Joad”を演奏する前に語っている。この曲には次のような一節がある。「自分の居場所やまともな仕事、救いの手を求めて闘っているところでは/自由になろうともがいている場所では/彼らの目を見てくれ、母さん。そこには俺が見えるはずだ」
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