エックスエックスエックステンタシオンは、殺害される前に弁護士から身辺警護を手厚くするよう促されていたことが明らかになっている。
20歳だったラッパーのエックスエックスエックステンタシオンは現地時間6月18日に、フロリダ州のフォート・ローダーデールでバイクを買いに行っていたところを暗い色のSUVに乗った2人組の男に銃撃され、搬送先の病院で亡くなっている。その後、エックスエックスエックステンタシオンの殺害容疑で1人の男が逮捕されている。
音楽界から追悼の声が寄せられるなか、弁護士のデヴィッド・ボーゲンシャッツは身辺警護を強化するようアドバイスしたことを振り返っている。
「私たちは身辺警護が必要だということについて話をしました。街角でメロディーを作っているキッズだった時代は過去のものだと言っていたのです」
エックスエックスエックステンタシオンは事件当時、身辺警護をつけていなかった。
彼の死に関して、弁護人のデヴィッド・ボーゲンシャッツは『サン・センチネル』紙に次のように語っている。「事実として唯一分かっているのは、無差別の強盗として捜査されているということだけです」
「彼は事件の前に銀行に行ったと思います。これはバイクを買うためだと思いますが、捜査員はあらゆる可能性を考えています」
エックスエックスエックステンタシオンは多くのドメスティック・ヴァイオレンスの告発といった問題があったが、デヴィッド・ボーゲンシャッツは彼の人生が軌道に乗り始めていたことを強調している。
「この件に関してものすごく悲しいのは、彼が11月から人生をやり直していたことです」と弁護人は語っている。「その姿勢は素晴らしいものでした。彼は本当に登り坂にいたんです」
「20歳である彼の遺産は、彼が神から授かった才能を駆使し、法廷以外でも人生で得られるものがあることを認識し、それを成し遂げようとしていたことです」
「けれど、彼の人生は悲しい終焉を見ることになりました。人々によく思ってもらおうという、その可能性と能力が失われることになったのです」
先週、警察はフロリダで22歳のデドリック・D・ウィリアムス容疑者を逮捕したことを明かしており、現地時間6月20日に身柄を拘束し、1級殺人の罪で起訴しているという。
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