今年2月に通算5作目となる最新作『オールウェイズ・アセンディング』をリリースし、11月には待望の来日公演が決定しているフランツ・フェルディナンド、そこでここではNMEが選ぶ、あなたが知らないかもしれないフランツ・フェルディナンドのトリビア50選をお送りします。
1. バンド名の由来となった歴史上の人物にこの曲で言及
ブレイクしたシングル“Take Me Out”のB面曲である“All For You, Sophia”は、バンドと同名のオーストリア皇太子、フランツ・フェルディナンド大公を殺害した秘密組織「黒手組」に言及している。
2. 『トゥナイト』の別バージョン
フランツ・フェルディナンドは、2009年のレコード・ストア・デイにアルバム『トゥナイト』の全曲をダブ・バージョンで収録したアルバム『ブラッド』をリリースしている。
3. こんな人たちのカヴァーも
カヴァーで卓越した才能を発揮するこのバンドはこれまでに、パルプやデヴィッド・ボウイ、ブリトニー・スピアーズらの楽曲をカヴァーしている。
4. バンドのリミックスを手掛けたビッグネームたち
バンドの楽曲はエレクトロニック・ミュージック界のビッグネームたちによってリミックスされており、ダフト・パンクやホット・チップ、エロル・アルカンらが彼らのリミックスを手掛けている。
5. “The Fallen”について
“The Fallen”について、アレックス・カプラノスは次のように語っている。「これは僕が知っている人がキリストの生まれ変わりならっていうことを歌っていて、その人ならどうするかということを歌っているんだ。今回のケースでは、水をワインに変えて、マグダラのマリアと情事に及ぶんだ」
6. アレックス・カプラノスの前職
アレックス・カプラノスはフランツ・フェルディナンドとして音楽の世界で成功する前、溶接工やシェフとして働いていた。
7. ミュージック・ビデオとスリーヴケースに一貫するテーマ
フランツ・フェルディナンドは、ミュージック・ビデオとスリーヴケースにロシア・アヴァンギャルドとダダイスムという一貫したテーマを設定している。
8. “Take Me Out”のミュージック・ビデオについて
ヒット曲“Take Me Out”のミュージック・ビデオは、マックス・エルンスト著の『慈善週間』にインスピレーションを得ている。
9. バンド名の由来
フランツ・フェルディナンドは、フェルディナンド大公という競走馬からバンド名を命名している。
10. バンド名のその後
バンドはその後、第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件で暗殺されたフランツ・フェルディナンド大公のことを調べあげることに。しかしながら、フランツ・フェルディナンドをバンド名にした理由については、メンバーのそれぞれが別の考えを持っているようだ。
11. まずはボブ・ハーディの見解
ベーシストのボブ・ハーディはバンド名について次のように語っている。「主な理由として、僕らは名前の響きが好きだったんだ。頭韻を踏んでいるのが気に入ったんだよ」
12. アレックス・カプラノスの見解は
アレックス・カプラノスはバンド名について次のように語っている。「彼は素晴らしい人物でもあったんだ。人生を通じてね。少なくとも彼の最期は、世界を完全に変えるきっかけになったわけだし、それは僕らが自分たちの音楽に望むことでもあるんだ。けど、僕はネーミングを知的すぎるものにはしたくないと思っていてね。名前というのは、基本的に響きがよければいいんだ。音楽と同じようにね」
13. 一方でポール・トムソンは
ポール・トムソンは次のように語っている。「こういう考えが気に入っているんだ。もしも僕らが有名になったら、人々がフランツ・フェルディナンドという言葉を聞いた時に、歴史上の人物よりも先に僕らを思い浮かべてくれるんじゃないかっていうね」
14. “Auf Achse”について
デビュー作に収録されている“Auf Achse”の最後で、キリストの磔に言及している。アレックス・カプラノスは大学で神学を学んでいた。
15. 若手アーティストへのアドバイス
フランツ・フェルディナンドはかつて、アレックス・カプラノスが若手アーティストにオアシスはカヴァーするなとアドバイスしたことで苦境に立たされている。アレックス・カプラノスのアドバイスは以下の通り。「オアシスはカヴァーしないこと。友人のことは忘れないこと。常に笑顔でいること」
16. カヴァーしてはいけない理由
ファンからその理由を訊かれると、アレックス・カプラノスは次のように答えている。「おっと。個人的な好みじゃないよ。単に、みんながやっているのが理由だよ。そして、それがすごく退屈だからね」
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