Chris Walter

Photo: Chris Walter

元フリートウッド・マックのダニー・カーワンが亡くなったことが明らかになっている。

フリートウッド・マックの元ギタリストであるダニー・カーワンは18歳だった1968年にバンドに加入して、5枚のスタジオ・アルバムのレコーディングに参加している。

ダニー・カーワンは、アルコールの問題で1972年発表の『枯木』ツアーの最中に脱退している。フリートウッド・マックはバンドのフェイスブック・ページでダニー・カーワンに追悼の意を表している。

https://www.facebook.com/FleetwoodMac/posts/10156505690944138

投稿の全文訳は以下の通り。

「ダニー・カーワン。
1950年5月13日〜2018年6月8日。
ミック・フリートウッドとフリートウッド・マックからの追悼。

今日はイングランドのロンドンでダニー・カーワンが亡くなったという悲しいニュースから始まりました。ダニーは初期の僕らに多大な力を与えてくれました。彼は自分の持つブルースに対する愛情のおかげで1968年にフリートウッド・マックへの加入を持ちかけられることとなり、数年間にわたってそこが彼の音楽の家となったのです。

彼が僕の心に遺してくれたものは、フリートウッド・マックの創世記のメンバーとして彼が書き演奏してきた、50年以上にわたって生き続けている音楽の中で永遠に生き永らえることでしょう。

ありがとう、ダニー・カーワン。君は永遠に惜しまれることになるよ。
ミック・フリートウッドとフリートウッド・マックより。

ダニー・カーワンが参加したアルバムは以下の通り。
『ゼン・プレイ・オン』(1969年)
『ブルース・ジャム・アット・チェス』(1969年)
『キルン・ハウス』(1970年)
『フューチャー・ゲーム』(1971年)
『枯木』(1972年)」

ダニー・カーワンの死因については発表されていない。ダニー・カーワンはフリートウッド・マックを脱退したあと、4枚のソロ・アルバムをリリースしている。

しかしながら、ダニー・カーワンはメンタルヘルス面で問題を抱えていたために、1970年代の終わり頃に音楽業界に別れを告げている。「ピッチフォーク」の報道によれば、ダニー・カーワンは1993年にホームレスのシェルターで生活していたという。

一方、リンジー・バッキンガムはフリートウッド・マックを解雇されたことについて初めて口を開いている。

リンジー・バッキンガムは先日、カリフォルニアで開催されたマイク・レヴィン民主党議員候補の集会に参加して次のように語っている。「あらゆる局面で興味深い時期でした。私個人としても、報道でご存知の方もいるかと思いますが、43年間続けたフリートウッド・マックというバンドを悲しくも去ってから3ヶ月が経ちました。これは私のせいではありませんし、私が選択したことでもありません」

彼は次のように続けている。「みなさんも全体像を失ったバンドの中で内紛が起きたと考えているのかもしれません。問題なのは、彼らが全体像を失ったということなのです。それによって傷がつき、それこそが私が唯一悲しんでいることであり、それ以外はまたとない機会だったのです。今回のことによって、私たちが43年にわたって懸命に築いてきた遺産に傷がついてしまいました。困難を乗り越え、より高尚な真理や運命に向かうための遺産が傷つくこととなったのです」

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