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カニエ・ウェストはアルバム『ye』の収録曲に新たな歌詞を加え、先日物議を醸した奴隷に関する発言に言及している。

「TMZ」のインタヴューで、カニエ・ウェストは奴隷制度について黒人の「選択」であったと発言している。「俺は黒人で、黒人コミュニティの一員だけど、俺はそれだけじゃない」とカニエ・ウェストは語っている。「俺はこれからもそれを代弁していくけど、世界も代弁するんだ。奴隷制度が400年も続いたっていうのを聞くとさ、400年だぜ? それって選択だったようにも聞こえるよね。俺たちは精神的に投獄されているんだよ」

今回、『ye』の1曲目である“I Thought About Killing You”のクリーン・バージョンの歌詞が更新されているという。曲の最後のヴァースには次のような歌詞が含まれている。「ごめんな、でも、俺は奴隷にならないことを選ぶ」エクスプリシット・バージョンにはこの新たな歌詞は追加されていないという。

カニエ・ウェストは以前にもリリース後に曲を更新しており、“The Life Of Pablo”ではオンライン上で視聴可能になったのちに更新している。彼はこれについて「生きている」アルバムであると述べている。

また、カニエ・ウェストは以前奴隷制についての発言を次のように釈明している。「未解決の痛みについてオープンに議論する必要がある。俺の意図をハッキリさせるためにね。当然、奴隷たちは拘束されていなくて、自由意志で船に乗り込んだことは分かっているんだ。要するに、黒人が数的優位の立場にあったのに奴隷でい続けたというのは、精神的に奴隷にされていたということなんだ」

カニエ・ウェストはキッド・カディとのコラボレーション・アルバムとなる『キッズ・シー・ゴースト』を本日6月8日にリリースする。このアルバムのリスニング・パーティーは現地時間6月7日の夜にロサンゼルスで開催されている。

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