Press/Corinne Schiavone

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ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーはアッティカス・ロスが加入した経緯について明かしている。

ナイン・インチ・ネイルズは新作『バッド・ウィッチ』を6月22日にリリースする。6曲を収録した新作は、2016年発表の『ノット・ジ・アクチュアル・イベンツ』、2017年発表の『アッド・ヴァイオレンス』に続く、3部作を締めくくる作品となる。

今回、メキシコ版『WARP』誌によるインタヴューに応じたトレント・レズナーは、アッティカス・ロスがいかにしてナイン・インチ・ネイルズに加入することとなったかについて語っている。

トレント・レズナーとアッティカス・ロスはこれまでに何度もコラボレーションしている一方で、アッティカス・ロスはナイン・インチ・ネイルズに2016年になって正式に加入している。

彼は次のように語っている。「俺が浮気してたんだよ!……いや、違うけどさ。俺たちは2000年からナイン・インチ・ネイルズの作品に共に取り組んでいてね。彼はバンドのもう半分みたいな存在で、それもあって、映画音楽を初め様々なことに一緒に取り組り始めたんだ。それで、彼も一緒にステージに上がって、バンドとして一緒に演奏するのも悪くないんじゃないかって思ったんだよ」

「彼は自分がそういう立場になることが非常に重要なことだと分かっていてね。彼はナイン・インチ・ネイルズの片割れなわけだよ。俺から彼にお願いしたんだ。アーティスティックな面でもプロジェクト全体をステージに持っていったら、ファンも喜んでくれるはずだってね。俺たちは一緒に初めてのショウをやって、2回目、3回目と続いていって、今のところはかなりうまくいっているよ」

インタヴュアーは続けて、バンドの『ザ・フラジャイル』に収録されている“La Mer”について、「死にたいと思っていた時に書いた」とするトレント・レズナーの過去の発言に言及して、今はパフォーマンスする気分になれないと感じるような楽曲があるかと尋ねている。

「いや、そういうレベルの曲はないよ」とトレント・レズナーは語っている。「俺たちがライヴをやる時は、民主的な形で今の自分たちにふさわしいような曲を選ぶんだ。ライヴでプレイしたり、取り組んだり、リハーサルしたりするのが楽しいと感じるような曲をね。今の自分たちを表現していないように感じる曲は取り除くんだ。何事もリアルに、より理に適ったものに感じられるようにしたいからね。ここ何年もの間、全然気持ちが入らないような曲がいくつもあるんだ。単に、俺にはもう理解できないっていう理由なんだけどね」

来たる新作『バッド・ウィッチ』からは“God Break Down The Door”の音源が公開されている。

“God Break Down The Door”の音源はこちらから。

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