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ニューヨーク州最高裁判所はドクター・ルークとの契約解消を求めたケシャの訴えを棄却したことが明らかになっている。

ケシャは2014年10月以来、プロデューサーでかつての恩師である本名をルーカス・ゴットワルドというドクター・ルークと法廷闘争を続けている。2014年10月、ケシャはドクター・ルークの「精神的操縦と、感情的な悪態と、性的虐待」を訴えてカリフォルニア州の裁判所で訴訟を起こしており、レーベルとのレコード契約からも逃れようとしていた。

その後、ドクター・ルークは名誉毀損でケシャを逆告訴していて、2016年10月にはケシャが名誉毀損の裁判に集中できるように、元々のケシャの訴えが取り下げられたことが明らかになっていた。

「ザ・ハリウッド・レポーター」の報道によれば、現地時間5月29日にドクター・ルークとの契約を解除することを訴えていた彼女の主張がニューヨーク州最高裁判所によって棄却されたという。

ドクター・ルークはさらに性的虐待の訴えによる損害として5000万ドルを求める裁判も起こしている。

「虐待をするような配偶者とは離婚することができます」とケシャは訴状に綴っていた。「関係性が相容れないものになれば、パートナーシップを解消することができます。それと同じこと――破滅的な関係における肉体的・精神的・そして金銭的な奴隷状態から解放されるということ――がレコーディング・アーティストにも適用されるべきです」

ケシャは先日、2月9日に行われたドバイのコンサートでの転倒による前十字靭帯、膝損傷により豪州、ニュージーランド、台湾、日本でのツアーを延期することを発表している。今回の怪我は来月から始まるマックルモアとの共同ヘッドライン・ツアーには影響していない。

ケシャとマックルモアは来月から8月にかけて北米ツアーに乗り出す予定となっている。

チケット1枚ごとに1ドルがチャリティ団体に寄付されることとなっており、ケシャはRAINN(レイプ、虐待及び近親相姦に関するナショナル・ネットワーク)に、マックルモアはチャリティ団体のPLUS1と協力して、人種的公正や社会的公正を目的とした自身のマックルモア&ライアン・ルイス・エクイティ・ファンドに寄付を行うという。

ケシャは先日、延期となっていた来日公演が10月に開催されることが発表されている。

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