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ナイン・インチ・ネイルズは新曲“God Break Down The Door”の音源を公開している。

“God Break Down The Door”は、トレント・レズナー率いるナイン・インチ・ネイルズが6月22日にリリースする6曲入りの新作EP『バッド・ウィッチ』からの楽曲となっている。日本盤も6月22日に全世界同時発売される。

『バッド・ウィッチ』は、2016年発表の『ノット・ジ・アクチュアル・イベンツ』、2017年発表の『アッド・ヴァイオレンス』に続く、3部作を締めくくる作品となる。

“God Break Down The Door”の音源はこちらから。

トレント・レズナーは「Beats 1」のゼイン・ロウに次のように語っている。「自制しなければ、もっと満足のいくものを作ろうとするっていうことに気がついたんだ。そっちの方が気分もいいからね。ドラムのサウンドも半狂乱的なものになるし、スタジオを見渡すと、使われていないバリトンやテナー、アルトのサックスたちが転がっているわけでさ。昔ほど上手には弾けないっていうことを俺に思い出させるんだ」

「この20年間、俺は自分のテクニックを取り戻すってことを言い続けていてね。実際それが楽しいんだ。楽器たちは隅から俺を罵ってくるんだよ。俺たちはそれを引っ張り出して、アッティカス(・ロス)のアレンジを元に弾き倒すんだ。そのまま1時間くらい演奏を続けると、前にはできなかったようなものが現れてきて、まったく知らないキャラクターの姿が浮かび上がってくるっていうね。そうすることで(音楽の)領域が変わって、モチベーションも高まるんだよ。いざ歌うってなった時には、どうなるか見てみようっていう感じで声に出すっていうことだけを心がけていたよ。ああいうふうに歌う勇気はなかったからね。こんなふうに自分が歌えるなんて知らなかったよ」

『バッド・ウィッチ』のトラックリストとアートワークは以下の通り。

1 ‘Shit Mirror’

2 ‘Ahead of Ourselves’
3 ‘Play the Goddamned Part’

4 ‘God Break Down the Door’
5 ‘I’m Not From This World’
6 ‘Over and Out’

また、バンドはジーザス&メリー・チェインと共に9月から12月にかけて北米を回るツアーを行うことも発表している。

ナイン・インチ・ネイルズは6月から7月にかけてヨーロッパ・ツアーを行う予定となっており、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの単独公演も行う予定となっている。

先日、BBCラジオ6に出演したトレント・レズナーは3部作の最終作のリリースが遅れた理由について語っていた。

「『アッド・ヴァイオレンス』を完成させた時に分かったんだけど……あまりに計画通りだったんだよね。強制しているような感じでね。音楽的にも、ストーリーテリング的にもさ。だから、最後の作品が遅れたのは、3枚目のEPになるものが正体を現すまで時間をとってみたんだよ」

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