アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーは新作においてギターではなくピアノで曲を書くことにした理由を明かしている。
アークティック・モンキーズは本日、通算6作目となる最新作『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』をリリースしている。『NME』は4つ星をつけたレヴューの中で次のように綴っている。「『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』は、奥深く探求するリスナーたちに報いてくれる。とりわけ、アレックス・ターナーによるこれまででも最も高密度な自己認識に満ちた歌詞の批評に興味のあるリスナーにとっては尚更だ」
『AM』後の時期、アレックス・ターナーはピアノで曲を書き始めている。現地時間5月10日、アレックス・ターナーは「BBC ラジオ1」でアニー・マックのインタヴュー応じ、その理由を説明している。「ギターは僕にアイディアをもたらす能力を失ってしまったんだ。ギターを手に座ると毎回、どうなっていくのか懐疑的になってしまってね。ピアノの前に座ると、自分が思ってるのとはまったく正反対なんだけど、こうなるかもしれないっていうすごく良いアイディアが得られたんだ」
また、アルバムが宇宙をテーマとしていることについてアレックス・ターナーは次のように語っている。「その頃に読んでいたものや、観ていた映画の一部と何か関係があるかもしれないね。SFの発想から始まっんだと思う。SFで創られている世界、つまり宇宙旅行やタイム・トラベルとかの発想が、僕たちが暮らす世界についての考えを生み出すために使われているんだ」
「そういう発想に初めて興味を持つようになって、“Science Fiction”っていう曲でも乗り出してみたのはそういうところだよね。自分でもそうせずにはいられなかったというか、20秒毎にロケットに言及しちゃってるんだ。でも、僕はただの人間だけどね」
同じインタヴューでアレックス・ターナーは自身が書いた過去の歌詞の中にはきまりが悪いものもあると認めている。
「ツアーの準備をするにあたって、俺たちはざっと過去のアルバムを少し聴いてみたんだ」とアレックス・ターナーは語っている。「(顔をしかめながら)なかにはこう思ってしまうような歌詞もあってね。『この時は何を考えていたんだろう。これは今回省いたほうがいいかもな』ってね」
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