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ドクター・ドレーはドクター・ドライ(Dr. Drai)名義の商標登録を求める婦人科医に対する商標権侵害についての訴えが棄却されている。

事の発端は2015年にペンシルベニア州を拠点とする婦人科医のドライオン・M・バーチが響きの似た名前を商標登録しようとした際に遡る。当時、ドクター・ドレーは、そうした類似は「混同」を引き起こす事になるとして、ドライオン・M・バーチを阻止しようとしていた。

今回、BBCの報道によると、米国の商標局はドクター・ドレーに同意せず、訴えを棄却したという。

先週下された判決では、名前が似ていることは確かだが、ドクター・ドレーは人々がバーチ医師の商品をドクター・ドレーのものと勘違いしてしまうことになるのを示すことができなかったとしている。

バーチ医師の講演会の仕事に掛かる一般的な費用は5000ドル(約55万円)とのことで、顧客は現金を払う前に慎重になる可能性が高いという。

バーチ医師はまた、ドクター・ドレーの物議を醸している歌詞の内容を理由にして、ドクター・ドレーの知名度や評判を利用することは「医師である私にとって好ましくない影響」を及ぼすだろうと主張している。

バーチ医師はドクター・ドレーはいかなる医学的な背景も持ってないとして、混同はありえないだろうとしている。「ドクター・ドレーは医師じゃないわけでね」とバーチ医師は語っている。「それに、医療サービスを提供できたり、明確に医療やヘルスケア産業に属している商品を販売することができるいかなるタイプの資格も持ち合わせていないしね」

アメリカにおける専門医師のトップの1人だと自称するバーチ医師は『20シングス・ユー・メイ・ノット・ノウ・アバウト・ア・ヴァギナ(原題)』という本の著者でもある。

ドクター・ドレーは3月に日本公開されたネットフリックスのドキュメンタリー『ディファイアント・ワンズ:ドレー&ジミー』にジミー・アイオヴィンと共に出演している。

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