アヴィーチーと彼のキャリアを通して近く仕事をしてきたA&Rが、亡くなる前、新曲に取り組んでいたことを明かしている。
本名をティム・バークリングという、DJにしてプロデューサーのアヴィーチーは現地時間4月20日に享年28歳で亡くなっている。遺体はオマーンのマスカットで発見されており、死因については明らかにされていない。
アヴィーチーの次回作について訊かれたゲフィン・レコーズのニール・ジョンソンは『ヴァラエティ』誌に次のように語っている。「取り組んでいて、ここ数年でも最高の音楽だったんだ。正直ね。すべてのアルバムのA&Rを務めてきたから分かるんだよ。彼はすごくインスピレーションに溢れてたし、すごく興奮していたよ」
彼は次のように続けている。「1ヶ月、精緻なセッションをやってたんだ。実際のところ、終わりの時間を決めなきゃならなかったんだけどね。というのも、ティムは性分なんだけど、16時間連続とかで作業するからね。やめさせなきゃいけないんだよ。本当に悲劇だよ。とんでもない、マジカルな音楽があったわけだからね」
ニール・ジョンソンはアヴィーチーの死後にアルバムがリリースされるかは「分からない」としている。「まずは一息ついてから、落ち着いて、遺族と話してみるつもりだよ」と彼は語っている。「これまで、こんなにも一緒にやってきたアーティストで、こんなことが起きたことはないからね。だから、分からない」
「遺族からアドバイスをもらって、みんなで集まって、ティムがどうしてもらいたいかを考えてみようと思うんだ」
ニール・ジョンソンは新曲には「いくつか」フィーチャリングがあるものの、特定の名前は明かしていない。
アヴィーチーの死を受けて、音楽界からはカルヴィン・ハリス、マドンナ、スクリレックス、デッドマウス、デヴィッド・ゲッタ、ディプロ、スティーヴ・アオキ、デュア・リパらが追悼の意を表明している。
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