スノウ・パトロールのフロントマンであるギャリー・ライトボディは、鬱やアルコール依存症を克服した自身の体験について語っている。
スノウ・パトロールは先日、7年ぶりとなる新作『ワイルドネス』を5月25日にリリースすることを発表している。ギャリー・ライトボディは今回、その7年の間に「永遠」に「存在したくない」という「自己嫌悪」に陥らせていた自分の中のデーモンと闘っていたことを明かし、薬物やアルコールに頼らざるを得なかったと語っている。
「ウィンストン・チャーチルは鬱を素晴らしい言葉で表現した。『自分の中の黒い犬』とね。おそらく、それこそが言い表していると思うんだ。僕はそういう獣と一緒に生きていたんだよ。そしてそれは僕を恐れさせていたんだ」とギャリー・ライトボディは『テレグラフ』紙に明かしている。「今なら分かるけど、きちんとそれを受け入れなければいけないんだ。恐怖を克服する唯一の方法は、それに向き合って、打ち解けるっていうことなんだよ。そうすれば、自分自身が脅かされることはないからね」
ギャリー・ライトボディはまた、「存在したくない」と思ったことはあるものの、「存在しない方法」について熟考したことはないとしている。
「僕はただ、本当に気分が乗らなかったんだ。生きようという意思が引いていったような気がしていたよ」
ギャリー・ライトボディによれば、ひどい鼻炎のために針治療などを受けたことで自身の気分の沈みに歯止めがかかり、薬物やアルコールを断つようになったという。彼はまた、友人や愛する人が支えてくれていることに感謝するようになったと明かしている。
「鬱について今なら分かることがあって、それは以前にはきちんと理解していなかったことなんだけどさ。鬱は1人では乗り越えられないっていうことなんだ」
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